中途半端

 
 
1、2年の時は成長するのが楽しかった。自分の体の動きがよくなって理想に近づいていくのが嬉しくて、筋トレは誰より頑張ってたと思う。数値も高い方だったし、体重比では確実に一番だった。
 
プレーでは、まだまだ伸び代は多いが、1on1を自分の武器にできるように試行錯誤を続けていた。
 
そんな中、3年の6月に腰を怪我した。ヘルニア、完治しない怪我。初めて長期間アウトした。
 
復帰した後も切り返しのたびに痛んだ。
 
筋トレはスクワットでもベンチでも少しやるたびに悪化しては休んでを繰り返した。
 
Aから落ちて出たBリーグでスカ抜かれて失点した時は、1番力を入れていて自信もあった1on1がもう武器どころか穴だと分かって嫌になった。
 
なんとか切り替えて、オフボールで目立てるように頑張ってみた。ある程度良くはなったが、元々のマイナスがゼロになったくらいで、それで活躍できるレベルには全く及ばなかった。
 
そして4年になり、「表現」というスローガンが掲げられた。
 
全てが中途半端だった俺には、このスローガンは恐怖でしかなかった。最高学年にもなって、チーム内ですら一番だと言えるものが何一つなかった。
 
皆が理想のプレーを表現しようと努力してるのを見ると心が痛んだ。じゃあ俺は?って自問してみても何も出てこなかった。
 
だから俺に表現できることはないが、それでもBlueBulletsの一員であるためには、残された時間少しでも皆の表現の役に立てるように全力を尽くすしかない。
 
 
4年LG #89 照井啓太

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