4年間のすべて

 
 
日本一になるチームで、1番の活躍をする。
そんな思いを胸に入部して見えてきたのは、甘い自分だった。
いつの間にか、昨日の自分を嫌いながら、過去を死ぬほど後悔しながら、毎日を過ごすようになっていた。
過去の自分から逃れるために言い訳をし、もがけばもがくほど過去の自分は追いすがってきた。
そんな自分にチームのことを考える余裕なんてなかった。
 
そのまま4年生になった。
仲の良かったやつらがチームを動かすポジションに就き、いろんな同期がラストシーズンへの意気込みを口にしているのに、
そこにはいつもと同じようにシーズンを迎えようとしている自分がいた。
いつも通り後悔して、ひたすら後悔して、ようやく気づいた。
過去から逃げることはできない。
過去の自分がどうであろうと、
それについて他人からどう言われようと、
自分の過去を嘆いてはいけない。
現実から逃げ続けた過去があるからこそ、今に全力で向き合わなければならない。
 
そう考えるようになってから、
自分の目標、そしてチームの目標に正面から向き合う覚悟ができた。
苦しいことが増えて、楽しいことはもっと増えた。
 
点をとり、アシストをし、
どんなに辛くても全力で走る。
自分のために、チームのために、支え続けてくれた人たちのために、
60分間闘志を燃やし続けて
チームを関東一に導く姿を見せる。
自分の過去を知る人に、
「あんな時期もあったけど」ではなく、
「あの時期があったからこそ」と感じさせる。
 
自分の4年間のすべてを、フィールドで表現する。
 
 
4年AT#55 鈴木雄大

TOP