今年こそ

 
昨シーズンのリーグ戦。試合に自分の全てをぶつけた。しかし、終わってみると自分がいくらでも替えの利く選手のように思え、無力感に苛まれた。
「あのフィールドに立つのは本当に自分で良かったのだろうか?」
試合終了のホイッスルを聞いた瞬間からずっと抱き続けていることだ。
過去を引きずるのは好きじゃないし、弱い自分が垣間見えるようで嫌気が差す。しかし、それらを差し引いてもこの思いは心に留めておかなくてはならない。
 
これまでのスポーツ人生、大会の数だけ負けて何度も「悔しい」と口にした。その気持ちは決して嘘ではなかったが、気づけば次第に薄れていった。しかし、今回は違う。今でもあの日の悔しさが昨日のことのように湧き上がってくる。
今年はあんな思いはしたくない。今年こそ、自分も含めて誰もが認める選手になる。そういった思いが何度も自分を奮起させた。エゴイスティックな原動力かもしれないが、我を出すのが得意でない自分にとってはちょうどいいだろう。
 
ついにリーグ戦が始まる。泣いても笑ってもラストのリーグ戦。
去年の無念を晴らす絶好の場所。今までの自分とは違う。それは自信を持って言える。
あとは、自分に誇りを持ってプレーするだけ。
泥臭く、粘り強く闘い、自分が勝利を手繰り寄せる。
今年こそ、このチームで学生日本一を獲る。
 
4年 MF#32 秋山大輔
 

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