いつか来るその時を信じて

 
 
試合に出れない。
 
 
サマーは休部してたけどウィンターは1秒も出れなかったし、2年のBリーグも1秒も出れなかった。
コーチに何でだよって思ったこともあったけど、それが客観的な評価だから黙るしかなかった。
 
もう3年生になってしまった。
春は少しAに絡めたけど、程なくしてBに定着した。
今思えば一昨年ウィンターに出れなかったのも去年Bリーグに出れなかったのも当然だなと思う。
多分、来年になれば今年Aに上がれなかったのも当然だなと思うんだと思う。
 
 
この東大ラクロス部に入る人は例外なく皆、リーグ戦で圧巻の活躍をすることを夢見て入部すると思う。
俺もその一人で、3年、いや2年の時にはリーグ戦に出て、みたいなことを思い描いていたのに。
同期たちと最高の舞台で日本一になる、その中心に俺がいる、そんな日を夢見て入部したのに。
 
 
正直、何度も辞めたいと思った。
 
ウィンターの帰りに蘇我の蕎麦屋で虚無すぎて無言でそば食ったことを覚えてるし、その翌々日のvs34期スクリメで一人だけ出れなくてベンチでクソほど萎えてたのを覚えてる。
今年は少し出れるかもって期待した去年のBリーグ慶應戦、出方見たら俺の背番号なくて頭が真っ白になった。航空公園行く時、何で俺ら埼玉までユニでコスプレしに行かなきゃいけないんだよってゲキマンと話したことを覚えてる。
その帰りの西武線で、出れなくて悔しくて号泣してたニャンちゅうも鮮明に覚えてるし、その後一緒に食べた寿司の味も覚えてる。
 
そんな時を過ごしたあいつらと一緒に頑張ってきたけど、あいつらもA上がってたし、後輩もどんどんAに上がる。
Slackで評価の通知来る度に一瞬期待してすぐ冷める、そんな日々が続いた。
同期の奴らはAでどんどん責任感持って取り組んでて、自分がやらないと負ける自分が変わらないとって頑張ってるのに何で俺はBで燻ってるんだと。スタートラインにすら立てていない、Aに上がるって目標で止まってることが情けない、同期のみんなはリーグ戦でチーム勝たせるって思ってやってるだろうから。
苦しい。悔しい。
 
でも、今まで俺と同じ境遇の人、Aに上がれなかった人、Aに上がってもなかなか出れなかった人たちなんてたくさんいるじゃないか。
その人たちだって辛いだろうに、めげずに前を向いてやってきたじゃないか。
こんなことでめげたり辞めたりしたらそんな先輩たちに、現役諦めてコーチになった森山さんや矢作さん、そして一緒に前を向いてやってる同期たちに失礼だ。
 
 
俺が活躍すれば今苦しんでる後輩たちの希望になることもできる、別に36期、37期だけに限らずこれからBBに入る人たちがこのブログ読んで、北平さんずっとBで苦しんでたけど最後リーグ戦で活躍したらしいよって、俺らもめげずに頑張ろうぜって、そんな先輩になる。
 
 
つらいけど、苦しいけど、前向いてやっていくしかない。
俺は決して強い人間じゃないから、俺らしく泥臭くやるしかない。
だから、今いる場所で最善を尽くす。
今いる場所に責任を持つ、やるべきことをやる、できることをやる。
いつか来るその時を信じて。
 
 
3年G#77 北平匡
 

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