一意専心

 
 
昔から、何か1つのことに打ち込むことに憧れていた。中学1年生の時、スラムダンクに憧れてバスケ部に入った。バスケで上を目指す日々は楽しかったし、いい仲間にも巡り会えて、六年間バスケに費やした。もちろん、手に入ったものもある。一生付き合うであろう仲間、朝5:00に起きて朝練した日々。けれど、結果は東京都ベスト32。
できる努力は全部した、悔いはない、そんな言葉がカケラも出てこなかった。中途半端な文武両道、その言葉にいつも逃げてきた。
勉強があるから、運動はそこそこ強かったらいいや、一度も思ったことはないけど自分の中にそんな考えが浮かぶのが嫌だった。
 
新しくやり直そうと思って日本一を目指すためにラクロス部に入った。
1年生の時はただラクロスが楽しかった。
2年生、Aチームにおいてもらったけど、リーグ戦は2試合しか出れず、FINALも出れなかった。よくあることだと思う。
だから、悔しかっただとか、もう過去のことはここでは振り返らない。今と未来のために、全てかける。今年は、変化し続ける自分でありたい。
過去がどうだからとか、そんな理由はいらない。来年があるからとか、そんな余計な考えも全部捨てる。前を見続けて、このメンバーで今年いっぱいまでラクロスする。そのためにできることは、全部やる。もう文武両道なんて逃げ道は作らない。文武両道っていうのはどっちも日本一になって初めて言えることだ。
 
一意専心。
周りのことに脇目も振らず、ただ1つのことに集中すること。
このチームが日本一を掴み取る瞬間まで、ただ1つ、勝利だけを見つめ続ける。
 
33期 #9 辻村大貴
 

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