武器を探して

 
 
1年生の頃、こんな楽しいスポーツがあるのかっていうくらいラクロスが楽しくて仕方なく、自分の成長が目に見えて分かった。そんな中、2年生になってBに上がらせてもらって、当時のBコーチだった堀さんにラクロスについて色々教えてもらい、何か武器を持ってAに上がるのが目標だった。運動量が売りだったけど、結局それを尖らすことはできず、これといった武器も作れないまま時間が過ぎた。Bリーグ始まったくらいで怪我をして、怪我期間中に武器を作るための基礎作りをしようと思い、MFとしてスピードを活かすために必要な筋トレ部位とかも調べて実践してみたりした。ただ自分が想定していたよりも遥かにアウトが長引いて、次第に当初の「武器のための基礎作り」とかに対する熱も薄れた。
3年生のシーズン初め頃に復帰したはいいものの、あまり伸びしろがないまま再び長期アウトの怪我をしてしまった。結局、武器がない平均値人間のまま3年生のシーズンの殆どを無駄にした。一方、同期たちはどんどん上手くなって、リーグ戦で活躍したり、Bチームを牽引してたり、本当に楽しそうだった。この期間は自分にとって一番苦痛で本当に嫌だった。本当に辞めようか考えたこともあった。ただ、「ラクロスをまたやりたい」とうい思いや「これを乗り越えれば」という思いが心の中にはまだ残っていた。ただそれにすがり、耐えた。
3年生のシーズン終盤に復帰することができた。ラクロスできることが本当に嬉しくて楽しかった。今度こそ武器を作って、平均値人間から脱してやろうと色々試行錯誤して、OFは「もらいぎわ」を自分なりに掴みかけた。でも、尖るにはかなり不十分で、結局このシーズンはB試合にDFMFとして少しだけ出させてもらって終わった。
 そうして最後のシーズンを迎えた。依然として、同期は活躍しまくり、取り残されていることには変わりない。強力な武器を作ることができているわけでもない。ゴミみたいなプレーもまだするし、できなきゃならないこともたくさんある。早く武器を増やして磨いて成長しなきゃいけない。怪我を言い訳にするのはダサすぎる。残された時間で全力を尽くすしかない。
 
32期 #24 障子拓実
 

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