背中

 
 
転機は去年のリーグ戦第2戦の武蔵戦。第2Q終わって2点ビハインド。「リーグ戦敗退」という言葉がちらついた瞬間だった。
 
31期の先輩たちに引退して欲しくない。
 
もっと一緒にラクロスしたい。
 
自分のミスの失点で負けたら、そんなことを考えると身体がいつも通り動かなかった。
 
先輩たちの限られた学生ラクロスの余命を背負って出場する覚悟、その覚悟を持つに値する努力をできていないことを痛感した。
 
「自分たちのシーズンが一番大事」
 
この考え方は別に悪いことではないし、その通りだとも思う。しかし、その中で「いかに部員全員が全力でそのシーズンに思いを注いでいるか」が全ての結果を決めると思うようになった。そしてこの「力を注ぐ」の基準がかなり高いことも理解した。
 
もう始まっているリーグ戦は自分たち32期のシーズン。もちろん4年生は気合いが入る。
 
後輩たちに俺らの余命がかかってるからこのシーズン全力で頑張ってくれ、なんてダサいことは言いたくない。
 
4年生は背中で魅せるべきだ。
魅力的な先輩たちであるべきだ。
後輩たちが自然と覚悟を決めてついてきてくれるような存在であるべきだ。
 
後輩たちが腑抜けたプレーなんてできないように背中で語れ。
 
4年生のかっこよさは必ずチームの強さに直結する。
 
「勝者であれ」
 
全ての行動指針はこの言葉の中に。
 
32期 #45 鍛冶維吹
 

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