東京大学の学園祭『五月祭』まであと2週間を切りました。男子ラクロス部は1日目の5/18(土)に招待試合を行います。
 
対戦校は一橋大学。
両校伝統の定期戦「東商戦」を五月祭の舞台で開催します。試合に先立ち、両校の主将による対談を行いました。こちらのページでは、その後半部分を掲載いたします。(前半はこちら
 
《両校主将》
東京大学 4年MF#31 黒木颯
一橋大学 4年AT#10 小松原拓海
 
進行:一橋大学3年STF・山内凌太
写真:一橋大学4年MF#22・鈴木郁矢


(左から、小松原、黒木)
 
―主将を決める際はすんなりと決まりましたか?
 
小松原:一橋は、すぐには決めないでまず4人くらい候補を出して、その中から2人に絞って、最後に部員が投票する流れだったね。最終的に俺と赤坂になって、この人が主将になったら何ができるか、逆に何ができないかとかを全体に話したね。ステップは何段階か踏んだけど、揉めるようなことなく、納得いく結果を出せたと思う。
黒木:俺らもすんなり決まったな。俺自身もなりたいと思って立候補したし、何人かの候補者で話し合いはしたけど、変に長引かせずに決めた。決めるのに時間かけるよりは、決めてからじっくり話そうって思ったから。
小松原:全然関係ないけど、もし俺があと3点で東大に受かってたら俺と黒木どっちが主将だったろうね笑。もしかしたらここで対談してるのは、東大側が俺で、一橋側は照山か赤坂だったかもしれない笑
 
 
―今年2019年は、学生としてラクロスをやる最後の年だと思うのですが、どういう形で終わらせたいでしょうか
 
黒木:当然勝って終わらせる。学生日本一になる。ただ、学生日本一になるだけでなく、チームとしても成熟したチームになって終わりたいと思ってます。ラクロスが上手いだけでも多分学生日本一にはなれる。けどそれだけじゃなくて、ラクロスをする意義、個人の歩みをしっかり認識できていて、ただ日本一になったというのではなく、この1年間でみんなが成長したねって思える状態で学生日本一になりたいです。
あと、一橋は2009年に1回日本一になってるけど、俺らは今の制度になってから1回も日本一になっていないから、2019年が変換点だったねって言われるようになればと思います。
小松原:俺らももちろん学生日本一を目指してる。試合に出るAチームだけが頑張って日本一になったとかじゃなくて、全員が自信を持って、チームにどういう関わり方をしたか語れる状態で日本一になりたい。同じチームなのにAチームだけ喜んで、Bチームは熱量下がっていたらチームとして弱いと思うし、全員で喜んだ方が絶対良いと思う。だからBチームの選手にも、これから入ってくる1年生にもしっかり目をかけて、個人がどうやってチームに貢献しているか考えさせてもらうようにする。それでみんなが自信をもてて、かつ日本一にもなれたら最高だと思う。
 
 
―AチームとBチーム、1年生での間で、チームに対する責任感や想いに差が生じてしまうこともあると思います。そんな中で、学生日本一というゴールを当事者意識を持ってイメージできないというメンバーにはどのようにアプローチされていますか?
 
小松原:普段から意識しているのはとにかくコミュニケーションをとること。自分から絡みに行かないと喋らない選手もいると思うし、喋らない選手の中にこそ日本一を意識できていない人も多いと思う。お互いの想いをまず知るためにコミュニケーションを積極的にとるようにはしてるな。
黒木:それは大事だね。俺も積極的に自分からコミュニケーションをとるようにはしていて、オフの日もBチームの練習を見にいったりしている。現時点で学生日本一にピンとこない人がいるのはしょうがないと思うから、まずはその人の目標が何かってことを聞いて、それをうまく掘り下げていって、日本一を目標にさせられたら良いなと思っています。
俺らは今年Bチームのコーチを同期(4年生)から出していて、もちろん社会人のコーチも良いと思うけど、学生コーチの良いところは、俺らと近しい存在だからこそ想いや考えが彼らに直接伝わって、社会人に頼んだ場合より繋がりが強いと思う。彼らは試合に出ることがなくなるわけで、苦しい決断ではあったけれど本当に信頼した上でお願いしているから、良い意味で任せ切っているところはあるかな。彼らも交えてBチームや1年生の選手らとコミュニケーションを取れていけたらと思ってます。
 

 
―関東1部リーグに所属し続けることができている理由はなんだと思いますか?
また、逆に、1部リーグに所属してはいますが毎年優勝できておらず、最後の壁を乗り越えるためには何が必要だと思いますか?
 
黒木:1部リーグに居続けられている理由として、環境が良いことはまず挙げられると思う。国公立の方がグラウンドとか環境は良いよね。他の理由としては、考える力があるのではないかと思う。しっかり見直す姿勢だったり、自分の行動に対してこういう反省をして次に繋げていこうっていう姿勢があるから、身体能力とか、元々の技術とか、最初のスタートとして劣っている部分はあるけれど、長い4年間を通して積み重ねていけば戦えるんじゃないかと思ってる。
小松原:やっぱり普段から思考する習慣はできていると思う。あとは育成環境もあると思っていて、俺らが1年生の時も前の年に活躍していた選手たちがコーチをやってくれていて、しっかり教えてくれたね。技術だけじゃなくて、何が足りなかったかとか、次どうすれば良いかとか、ビデオ反省の仕方を教えてくれるとか、そういう文化を伝統として持っているから、1年生のうちから自分のプレーや行動に対して振り返る習慣が伝統としてある。身体能力だけだとどうしても劣っちゃうなかで、やっぱり黒木も言った通り考える癖が大事なんだと思う。
黒木:ラクロスって生きていく上ではやる必要ないと思うんだよね。それなのに、大学に入って、あえてラクロスをやる決断をしたからには負けられないぞっていう想いがあって、それも結果につながっているのではないかと思う。
 
優勝できない理由としては、やってることは間違っていないと思っているけど、ディスアドバンテージのある状態でスタートして、他大学が上手くなる中自分たちも上手くならなきゃならないわけで、最後の突き詰めが足りないんじゃないかと思う。もちろん修正とか見直しは必要なんだけど、自分たちがやってることは間違ってないと信じてやっていて、積み重ねをより大きくすることで絶対に超えられると信じてる。
小松原:もちろんそれもあると思うし、メンタリティの問題もあると思っていて。例えば学生日本一になった2009年の主将の河邑さんの時は、「勝つのが当たり前。負ける気がしない。」ということをチームの全員が思っていたらしい。当時の一橋で最初に河邑さんが課題だと思っていたのが、「慶應が一橋に勝ったらただの勝利だけど、一橋が慶應に勝ったら金星だ。」と思う人が多いってこと。そういうメンタリティがダメだっていうことを気づいてからは、いかにチームのみんなに勝者のメンタリティをつけるかを意識したらしくて、最後には「負ける気がしない、負けていても絶対勝ち越せる。」というメンタリティを持てたから強かったのかなって。早慶は毎年勝ってるし、他大学に負けたら「やばいな」って全員が思うかもしれないけど、俺らは負けたら反省はしても心のどこかでしょうがないと思ってしまってる。そのメンタリティの差は大きいから、その差をいかに埋めていくか、どう勝者のメンタリティをつけていくかが東大、一橋の課題だと思ってます。
 
 
―五月祭まであと残りわずかということで、お互いにエールをお願いします。
 
黒木:エールという感じではないけど、まあ五月祭って大きいイベントではあるけど、あそこはゴールじゃないからね。今までの結果を見たら勝たなきゃならないのは早慶であって、五月祭試合の結果に一致一憂せず、その先を目指したいね。
小松原:今年一橋は、五月祭試合を仮想リーグ戦として設定してて。去年は夏からのリーグ戦を目指してずっとやってきて、リーグ戦に入ってから急にうまく行かなくなって結局最後まで修正が間に合わなかったっていう反省があるから、今年は1個目指すもの、リーグ戦の前に本当にリーグ戦かのように目指すものを据えようってなって、五月祭試合を勝たなきゃならない仮想リーグ戦として捉えてる。だからとりあえずはそこまで全力で向かってく。もちろんそこがゴールではないけど、本気で勝つ気で向かってく。早慶戦ほどではまだまだないけれど、観客も多いし、OBとかも多く見に来てくれるしね。
黒木:仮装リーグ戦ってのは分かるわ。
小松原:そこで出た反省がもろリーグ戦に響くと思うから、一橋からするとすごく意味のある試合。
黒木:もちろん東大からしてもね、とても意味のある試合。
 
 
―普段応援してくださっているOBOG、保護者の皆様にメッセージをお願いします。
 
黒木:応援よろしくお願いします!
小松原:強くて結果が出ている年は、今年は強いぞっていう情報が広まって、普段顔を出さないような人も含めてどんどん同期が集まりにくるようになって楽しいという声を聞くから、今年はこれまで以上に同期が集まって、楽しい舞台がたくさんできるよう頑張ります。っていうのと、保護者の皆さんに対しては、普段いつも朝早く家を出て何してるんだろうって思われている方も多いと思うけど、全力を出している子どもの姿を見られる良い機会だと思うので、ぜひ会場に足を運んで僕たちの成長した姿を見てください。
黒木:かなりしっかりしてるな笑
小松原:今年になってこういうことを言う機会が増えたからね笑
黒木:普段の練習をはじめ、個人の海外遠征とかにお金を出していただいて本当に感謝しています。その上で、様々な面で関わってくれているにも拘らず、結構俺たちに自由度を与えてくれているというか、良い意味でOBOGから何か言われることはなくて、自分たちに任せてくれているっていうことに感謝しています。だから俺たちは自分たちで考え、結果を出して恩返しをしたいなって言う思いがあります。
 
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■日時
5/18(土) vs一橋大学 11:00FO!!(10:50~選手紹介)
 
■アクセス
東京大学本郷キャンパス御殿下グラウンド
丸の内線・大江戸線「本郷三丁目」駅より徒歩15分
 
※諸注意
・グラウンドでは【傘をさしての観戦は禁止】です。当日、雨の予報がある場合には雨合羽をご持参ください。
・ヒールのある靴や革靴はご遠慮ください。
・グラウンド内での飲食はお控えください。
・スカウティングはご遠慮ください。

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