≪関東学生ラクロスリーグ戦 1部Bブロック 第5戦 [集客試合] ≫

東京大学 vs 一橋大学

10月10日(木) @駒沢第二球技場 15時40分 FACE OFF

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 1Q  2Q  3Q  4Q TOTAL
東京大学/ HOME   0   2   0   0   2
一橋大学/ AWAY   2   2   2   5   11

得点者:
#30 原 誠宏 [AT] 2

リーグ戦最終戦。相手は一橋大学。 負けられない1戦とは、まさにこの試合のことである。なぜならば、この試合に勝たなければ、"Fainal4"行きの道は閉ざされてしまい、それはつまり今シーズンの終わりを意味するからである。 しかし、自分たちのやりたいラクロスを80分間し続ければ、結果はおのずとついてくるだろう。 この試合にすべてをぶつける。 決戦が始まった。


1Q
序盤は、両者、パスミスなどのミスで、攻めきれず、得点が決まらないままポゼッションが移り変わっていく。 最初に得点のチャンスを得たのは、東大だった。一橋のプッシングの反則により、30秒のEMOとなった。4年AT#32高橋が、振り返りざまにゴール前にシュートを打つも決まらず、そのままチェイスを取られてしまう。その後の一橋の攻撃は、パスミスでつながらない。少したって再び相手のファールでEMOとなるが、パスミスでチャンスを逃してしまう。 その後、クリース付近でシュートを決められそうになるも、4年G#52斉藤がなんとかセーブし、事なきを得る。クリア後、3年AT#11樋浦が、ゴール前のいいところでもらってシュートを打つも、ゴーリーにはじかれてしまう。一橋のオフェンスとなり、ゴール前でフリーとなったところにパスが通り、シュートを決められてスコア。0−1.一橋に先制されてしまった。続くFO東大はイリプロをとられ、そのままひたすらポゼッションされてしまう。結局ボールを奪えないまま、一橋のATに1on1からのシュートを決められてしまい、0−2.追加点を許してしまう。一橋はゴール裏では、ダブルチームで落としに来る。再び東大のEMOとなるが、2年MF#54上野、#11樋浦がシュートにいくも、決まらず。 第1Qは、0−2。東大は2点ビハインドでクォーターを終えた。


2Q
第2Q、FOで3年MF#10小橋が勝って、きっちりATに繋ぐ。4年AT#7渡慶次が、相手のロング2人にダブられてしまうが、強引に突破。そのままゴール裏を回ってクリース前にいる3年AT#30原にパスを通す。#30原が、ジャンプしてパスをキャッチし、そのままシュートを決めて、1−2.まず1点返した。相手のクロスチェッキングで、エキストラ状態ではじまったFOだったが、勝てずチャンスを逃してしまう。 一橋のオフェンスとなり、一橋の#7がゴール裏からの1on1で東大DFを抜き去って、そのままシュートでスコア。1−3.再び離される。 両者無得点のままその後進み、一橋がアンスポーツマンライクコンダクトのファールを犯し、東大EMOのチャンスを得る。しかし、パスキャミスからのGBを拾いきれず、結局相手ボールとなりチャンスを逃してしまう。相手のクリアを阻止して再びオフェンスとなる。 #30が一人で相手DFをかわして、そのままシュートに行き、スコア。2−3.1点差に詰め寄った。その後は、ずっと東大はDFが続く。ボールを奪うもクリアが阻止されるためだった。ようやくクリアが成功し、攻撃となるが、3年MF#23今村が右横から1on1をかけてシュートにいくも止められてしまう。その後、一橋の#11にスタンシューを決められ、2−4となる。第2Qが終了し、2点リードされた状態で後半に折り返すことになった。


3Q
クォーター開始4分、相手のクロスチェッキングの反則で、東大はEMOとなるが、パスミスで得点のチャンスを失ってしまう。タイムアウトあけの一橋の攻撃で、相手の#7が、ひたすらストーリングの警告が出るまでゴール右裏でキープしてくる。またゴール裏でミスマッチの状況を作り出して攻めてくる。相手#9のカムアラウンドを#52がセーブし、ようやく東大の攻撃に移る。しかしGB中に東大はプッシングの反則を取られてしまう。MDD中は守り切ったものの、相手#5にカムアラウンドを決められて2−5.さらに点差が開く。 さらに東大のイリーガルボディチェックの反則でピンチは続く。相手#7の1on1からのシュートを決められ2−6.点差が大きくなってきた。ここで3Q目が終了。 4点差をひっくり返さなくてはならなくなった。


4Q
この点差をひっくり返したい東大であったが、無得点が続く。 相手#7の1on1からシュートをねじ込まれて、2−7.点差が縮まるどころか広がる一方であった。相手にポゼッションされ続けて、東大は攻撃をさせてもらえない。相手#5が1on1からDFをかわしてシュートを決めて2−8. 東大のMDD中に、#5に飛び込みながらのシュートを決められて2−9.苦しい展開となってきた。 相手のホールディングで東大はEMOとなりようやく攻撃のチャンスを得る。しかし、パスキャッチミスでいきなりそのチャンスを失ってしまう。 相手のパスをカットするも結局奪いきれずに、やはり一橋ボールとなってしまう。 相手#21に追加点を決められて2−10.続いて、GBからDFが崩れた状態で、相手#67が、ランシューを決めて、2−11.9点差をつけられてしまう。 そして試合終了。9点差をつけられ、完全に力の差を見せつけられた試合となった。

負けた。 あっという間に終わってしまった。 頭の中が整理できないけれども、負けという事実だけがそこにあった。 今年は、日本一はおろか、Fainal4にすら進めなかった。 この事実は認めよう。この負けを経験したことが、必ずこれからに活きる。 この悔しさで何かが変わる。 顔をあげよう。 走り始めよう。 おもっているほど立ち止まっている時間はないのだから。 Blue Bulletsが来シーズン雪辱を果たす。 GO BULLETS!


written by Shuhei Umemura