≪関東学生ラクロスリーグ戦 1部Bブロック 第4戦≫

東京大学 vs 日本体育大学

10月3日(土) @大井第二球技場 11時40分 FACE OFF

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 1Q  2Q  3Q  4Q TOTAL
東京大学/ HOME   1   1   0   3   5
日本体育大学/ AWAY   3   1   5   3   12

得点者:
#11 樋浦 直樹 [AT] 3
#30 原 誠宏  [AT] 1
#32 高橋 大介 [AT] 1

理科大戦での敗戦から2週間、自分たちの弱さを認め、次の試合で勝つためにチーム全体で、密度の濃い時間を練習内外で過ごしてきた。 今度の相手は、個人技術、フィジカルの能力の高さを誇る日本体育大学。 東大側のスタンドが、応援団で活気に満ちあふれるなか、負けられない戦いが始まった。


1Q
FOで4年MF#17伊部がFOで勝って、東大の攻撃から始まった。 しばらくポゼッションを保ち続けるも、東大がボールダウンしたところを、日体に奪われてしまう。その直後のライドで、#54がパスカットし、そのままシュートにいくもチェックで落とされて再び日体ボールに。その後まもなく日体にスタンシューを決められ、0−1。日体に先取点を許してしまう。 失点後の東大の攻撃。GBを拾った3年AT#11樋浦の逆サイドへのパスを受けた3年AT#30原がDFを抜いてシュートを決め、1−1。同点に追いついた。 相手のスラッシングで東大の1分間のEMOとなるも、追加点を決めることができない。 逆に、クリア中にパスカットされて、ブレークを作られて点を決められてしまう。 スコアは1−2。再び引き離される。その後、パスミスで失ったポゼッションを、東大がチェイスで奪い返すも、その後パスミスでまたポゼッションを失ったりと、お互いパスミスが目立つ落ち着かない試合展開となる。EMOとなったときもあったが、そのチャンスも生かせないまま日体に追加点を許し、スコアは1−3。東大2点ビハインドで第1Q終了。


2Q
パスカットやパスミス、1on1でのボールダウンが多く、攻守の切り替えが多い試合となった。そんななか3年LG#31が自分でDFコートからOFコートに運び、4年AT#7渡慶次から#11樋浦、ゴール前の2年MF#4牧野へとパスがつながるが、#4牧野のショットは、相手ゴーリーにはじかれてしまう。 対して日体は、速いパス回しからの、強烈なスタンシューを決め、スコアは1−4。日体に3点差をつけられてしまう。 途中東大は、ファールでMDDになるも、なんとか守り切った東大。これ以上日体に離されたくない。そんなとき点を決めてくれたのは4年AT#32高橋だった。右裏からの1on1で中に切り込んでいきランシューをねじ込んでスコア。 スコアは2−4。東大2点ビハインドとなった。 続く東大の攻撃は、#32高橋がゴール前で起こったGBを拾って即座にシュートするも枠外となり、相手にポゼッションを奪われてしまう。 結局スコアは2−4のまま、第2Qが終了。 後半、東大が日体を追う形となった。


3Q
第3Qに入ってからは、なかなか点が入らない。 ロングパスが通らず、東大のクリアが失敗した際、ゴール前でマークが空いていた日体の#9にパスが入り、あっさりと下シューを決められてしまう。 スコアは2−5。日体に3点差をつけられてしまう。 その後もロングパスがことごとくパスカットされ、なかなかクリアが成功しない状態が続く。 得点チャンスがないことはなかった。3年MF#9茂木が、日体ディフェンスを1on1で抜き去りシュートにいくも、枠外に外れてしまう。 その後はまたしても、ゴール前で日体#9に同じようにパスが入って下シューを決められスコアは2−6。4点差となる。 FOで3年MF#10小橋がイリプロ勝ちしたあと、空いたスペースに飛び込んだ2年MF#54上野にパスが通り、ランシューを打ち込むも相手ゴーリーに止められてしまう。ゴール前での#11樋浦のシュートもはじかれ点を決めきれない。 結局東大が点を入れられないまま、日体に、第3Qだけで5点もシュートを決められてしまい、スコアは2−9となってしまった。 第3Q終了時点で相手に7点差をつけられて、苦しい展開となった。


4Q
キャッチセーブ後の3年G#26前野のロングパスを、#7渡慶次が拾い、ゴール前の#11樋浦にフィードを出して#11樋浦がきっちりシュートを決めてスコア。 3−9。ようやく待ちに待ったシュートが決まった。 東大の反撃開始かと思われたが、日体にランシューとカムアラウンドを続けて2点きめられ、点差を広げられてしまった。さらに、ゴーリーがはじいたシュートがゴールに入ってしまうというのもあり、3−12と9点差に差が開いてしまう。 このままずるずる差が広がっていくかと思われたが、東大が意地を見せた。 日体が、がら空きになっているゴールに向けて打ったシュートを、4年#2中谷がパスカットし、そこから#9茂木、#11樋浦とパスをつないで#11樋浦がシュートを決めて4−12。 もう時間がない東大は、ハーフライン当たりからダブりにいく。 ボールを奪った東大は、3年LG#45佐々木のロングパスに#30原が追いついて攻撃に繋げる。 その後#32高橋のフィードがDFに囲まれた狭い所に通ったものの、#11樋浦がねじこんでスコア。 5−12。 しかし反撃もここまでであった。 試合終了の笛がなる。 東大は、5−12で日本体育大学に敗北した。

これで2勝2敗。Fainal4に、東大が進むためには、10月10日の一橋に勝つのが最低限の条件となった。 結局のところ、一橋VS日体や理科大VS獨協の結果も東大が先にすすめるかに絡んでくるのだが、Blue Bulletsがやることは何も変わらない。 一橋戦までにまだまだ強くなる。 10月10日の一橋戦は、忘れられない大決戦となるだろう。


written by Shuhei Umemura