≪関東学生ラクロス 新人戦ウィンターステージ 一次予選Jリーグ≫
<第1試合>

東京大学 vs 玉川大・成城大合同チーム

12月6日(日) @葛西臨海公園 江戸川区臨海球技場 15時50分 FACE OFF


※グラウンドの詳細はこちら


TOTAL
玉川大・成城大合同チーム/ HOME 4
東京大学/ AWAY 6

得点者:
#3
 清水 佑哉 1
#7 東 琢人 1
#15 平野 崇 2
#29 松山 拓朗 1
#32 碓井 太朗 1


 肌寒くも晴れわたった12月の臨海。準優勝に終わったサマーでの悔しさを晴らそうと誓い、Blue Bullets 25期の冬の新人戦が始まった。まずは一次予選を1位で突破して勢いをつけたいところ。予選で負けるわけにはいかない。FOは#7 東が取ったものの、ターンオーバーをくりかえし得点が決まらない。開始4分半、初得点を決めたのは玉川・成城であった。しかしその後、#15平野がスコアを決めて1-1になる。すぐに相手も点を決めるが、#32碓井が1点返して2-2、また相手が点を決めるが今度は#7東が得点して3-3のシーソーゲームが続く。試合開始から15分経ったころ、#29松山がDFを二人抜いてクリースシュートを決め、4-3でようやく東大が優位に立つ。しかしまた相手が1点決め、4-4の同点に。残り2分、焦りも見えるなか、#15平野が本試合2点目となるスコアを決め、5-4で再び東大がリードする。相手も焦っているのか、お互いミスが続く。ラスト1分、混戦のGBを#2竹島がかき出し、クリースにいた#3清水にパスをつなげ、清水がそのままショット、スコア。相手のオフェンスが決まらないまま試合終了のホイッスルが鳴った。最終スコア6-4。初戦からきびしい試合だったが、25期は09ウィンターでの初勝利を収めた。


<第2試合>

東京大学 vs 明治学院大学

12月6日(日) @葛西臨海公園 江戸川区臨海球技場 16時50分 FACE OFF

TOTAL
東京大学/ HOME 6
明治学院大学/ AWAY 5

得点者:
#3  清水 佑哉 1
#15 平野 崇  1

#17 佐伯 慎太郎 2
#28 浦山 卓弥 1
#56 久徳 洋平 1


 一次予選の1試合目に辛くも勝利し、2試合目が始まった。FOは#7東が勝ち、#15平野が取ってそのまま得点。直後の明学のシュートをG#28浦山がセーブし、すぐさまクリースの#17佐伯にパスが通り、スコア。開始1分で2得点差をつけることに成功した。しかしその直後に明学にシュートを決められ、1点差に。必死に攻撃を続けるがシュートが決まらず、またも明学のスコアで2-2の同点。その後平野がパスカットし、ボールダウンをG浦山が拾ってハーフ前から豪快なシュートを撃ち込んだ。3-2で再び1点リード。しかし東大が得点に湧きあがっていた間にランシューを決められ、同点に追いつかれた。さらに明学にスコアを許し、ついに3-4で逆転されてしまった。押され気味だったが、明学のプッシングにより、東大のフリーシュートとなった。佐伯がこのチャンスを確実にいかし、スコアを決めた。4-4で再び同点に。両者シュートが決まらず混戦状態が続いたが、ついにポゼッションを奪い、#56久徳がクリースでパスを受け、シュートを決めた。スコアは5-4。喜んだのも束の間、またしてもシュートを決められてしまった。5-5で同点、残り時間5分を切った。 G浦山も含め全員が前に向かい、捨て身の攻撃に出た。何度かGのいない状況で危うくシュートを決められかけたが、DF陣が素早く戻り死守した。とうとう同点のまま残り時間1分を切った。最後に久徳からのパスを受け#3清水がシュートをねじこんだ。試合終了5秒前のことだった。まるでドラマをみているかのような展開に、観衆は大いに沸きかえった。そして試合終了。最終スコアは、6-5。東大は1次予選Jブロック1位通過を果たした。

 白熱した戦いの末に勝利をつかみ、あたかもすでに優勝したかのような雰囲気だった。しかし、この勝利は始まりに過ぎず、さらなる強豪と戦って勝ち進まなければ優勝はできない。今日の試合をしっかり振り返り、絶対優勝の誓いを胸に、25期は臨海を後にした。



≪関東学生ラクロス 新人戦ウィンターステージ 二次予選・決勝トーナメント≫
<第1試合>

東京大学 vs 千葉大・明海大合同チーム

12月12日(日) @葛西臨海公園 江戸川区臨海球技場 14時30分 FACE OFF


TOTAL
東京大学/ HOME  3
千葉大・明海大合同チーム/ AWAY  6

得点者:
#17 佐伯 太郎 1
#42 中村 佑 2

 前日の雨のため日程が縮小され、総当たり戦だった二次予選はトーナメントに組み込まれた。それでも、勝ち進むだけだ。空は晴れきってグラウンドもかわき、夏のような絶好のラクロス日和のなか、トーナメント初戦が始まった。試合開始のホイッスルとともに、#7東がFOを取った。ここまでのウィンターの試合で東はFOを全勝している。東大ポゼッションで試合が展開するも、相手のDFが固くショットにつながらない。開始2分、#42中村がDFにつかれたままスタンシューを決め、1-0で東大が1点リードする。その後立て続けに2点返され、1-2で東大は1点ビハインドになるが、#17佐伯のランシューも決まり、2-2の同点に追いつく。すぐに相手もランシューを決め、スコア2-3。再び1点引き離される。続く東大のオフェンス中に相手のスラッシングによって、1本のフリーシュートを与えられる。シューターは#42中村。ここはしっかり決めたい。緊張からか、1回ボールダウンしてしまうが、正面からショットを決めた。3-3でまた同点に追いつく。チャンスを狙って相手がクリースからフリーでシュートを打つが、G#28浦山がキャッチセーブ。その後も浦山は好セーブを見せるが、一度クリースを離れたすきに1点決められ、スコアは3-4に。残り7分のとき、もう1本相手のシュートが決まり、スコアは3-5で東大は2点ビハインドとなったが、まだ追いつける。しばらく東大のオフェンスが続くが、相手の強固なDFの前になかなかシュートが決まらない。ボールダウンから相手オフェンスになり、さらに1点決められ、ついに3点差をつけられた。残り1分半のことだった。そのまま東大はシュートを打てぬまま、試合終了のホイッスルが無情にもグラウンドに鳴り響いた。最終スコア3-6。二次予選一回戦、敗退。

 Blue Bullets25期のウィンターは決勝リーグに進むことなく幕を閉じた。

 サマーのときと比べて他校との差はだいぶついてしまった。
 その事実をたたきつけられた試合だった。
 その差をさらに広げてしまうか、縮めて追い抜かすかは自分次第。
 変わるなら今しかない。

 あすなろでは変貌を遂げた25期を見届けてほしい。
 25期は、敗北を乗り越えふたたび前にむかって走り出した。

 すべては勝利のために。



VP(Valuable Player)  #28 浦山 卓弥(うらやま たくや)

ゴーリーに転向して間もないが、人一倍の真面目さと練習量でチームからの信頼を得た。一人のDFプレーヤーとしても、積極的にボールを奪いに行くなど、光るプレーを見せた。セーブとスローに磨きをかけて2010の東大を引っ張っていってほしい。


IP(Impressive Player) #15 平野 崇(ひらの たかし)

エースの自覚が少しずつ見え始めた。最後の試合でぶち当たった壁が、彼をさらに成長させてくれるだろう。東大内だけにとどまらず、外に出てどんどん勝負してきて欲しい。






written by Akira Moriya, Sen Chang