≪2010 新人戦ウィンターステージ≫

東京大学β

12月5日(日) @葛西臨海公園 江戸川区臨海球技場 


《試合概要》
2010年12月5日、冬晴れの下、26thBLUEBULLETSは新人戦ウィンターステージを迎えた。
サマー同様2チームで出場し、5日にはβの属するAブロックの予選リーグが行われた。

Aブロック予選第1試合の関東学院戦、第2試合明星・専修戦を勝ち抜き、第3試合の相手は成城大学。この試合開始前の時点でブロック通過が決定していた。そのためかラクロスを楽しんで自分たちのやりたいプレーができていた。緊張も徐々にほぐれ、体が慣れてきたようで、第1,2試合よりも各選手が落ち着いてプレーしているようだった。FOを#19新井がとって試合が始まった。この試合では、最初から自分たちの流れを作れた。「自分が行く」ということを胸に、選手は積極的にシュートを打っていく。最初の得点を決めたのは東大、#7宇佐見であった。その後も攻め続け、前半を4-2で終えた。
新人戦に向けて、ニュートラルが最大の課題であったが、後半では相手のパスミスで起こったグランドボールへの寄りもよく、相手に点を許さなかった。序盤でつかんだ流れを維持したまま後半も終了。シュートの数でも成城を圧倒し、東大βが7-2で勝利した。

βは予選を全勝し、 Aブロックを無事1位で通過した。第四試合の相手はDブロック2位通過の東海大学である。全体的に大柄の選手が多く、手強い相手だ。早朝からすでに3試合を終えて、選手には疲れが見え始めていた。試合開始後2得点を連続で許し、0-2とリードされた。そこから巻き返し、東大のOFが続く。たて続けに2点を決めて、2-2で追いついた。G#0中村のナイスセーブもあり、4-3と一歩リードしたところで前半終了。後半では一進一退の接戦であった。両者ともに大量のシュートを打っていく。後半一得点目は東海であった。さらにもう一点取られ、4-5と1点ビハインドに。後半残り1分ほどでは6-7と追い込まれた。が、#7宇佐見があきらめずに攻めの姿勢を見せ、シュート。7-7の同点になる。試合結果はそのまま7-7の同点であった。なおこの試合で、今回の得点王#35増田が3得点を決めた。
 
第5試合法政戦、第6試合は慶應戦。両試合とも手強い相手に勝つことができず、最終的にβは決勝リーグへの切符を勝ち取れなかった。

26期BLUE BULLETSは新人戦優勝の夢を次週のαの試合にかけることとなった。

《試合結果》
<予選Aブロック>
■第一試合 9:55FO
 東大βvs関東学院大学

 前半  後半 TOTAL
東大β/ AWAY   4   3  7
関東学院大/ HOME   2   4  6
得点者:
#7 宇佐見 彰太

#19 新井 翔馬 [2]
#35 増田 拓朗 [2]
#99 光丸 長諱@[2]


■第二試合 11:50FO
 東大βvs専修・明星大合同チーム

 前半  後半 TOTAL
東大β/ AWAY   4   0  4
専修・明星/ HOME   0   2  2
得点者:
#19 新井 翔馬
#35 増田 拓朗
#50 児玉 佑介
#88 西嶋 大二朗


第三試合 13:35FO
 東大βvs成城大学
 前半  後半 TOTAL
東大β/ AWAY   4   3  7
成城大学/ HOME   2   0  2
得点者:
#7 宇佐見 彰太
#19 新井 翔馬
#23 真子 翔太
#30 長田 脩平 [2]
#35 増田 拓朗
#99 光丸 長

<決勝Jブロック>
■第一試合 16:00FO
 東大βvs東海大学

 前半  後半 TOTAL
東大β/ AWAY   4   3  7
東海大学/ HOME   3   4  7
得点者:
#7 宇佐見 彰太 [2]
#19 新井 翔馬
#35 増田 拓朗 [3]
#43 高柳 憲介


■第二試合 16:50FO
 東大βvs法政大学
 前半  後半 TOTAL
東大β/ AWAY   1   2  3
法政大学/ HOME   5   1  6
得点者:
#7 宇佐見 彰太
#88 西嶋 大二朗
#99 光丸 長


■第三試合 17:30FO
 東大βvs慶應・玉川大合同チーム

 前半  後半 TOTAL
東大β/ AWAY   1   2  3
慶應・玉川/ HOME   6   6  12
得点者:
#7 宇佐見 彰太
#43 高柳 憲介

#50 児玉 佑介


この度βコーチを務めさせて頂きました、22期の松本です。

「ニュートラルで勝利を引き寄せること」
「それぞれの武器を活かすこと」
をテーマに、本番に臨みましたが、まさにその二つを全員が体現してくれたと思っています。

特にMVPの新井は、チーム分けの直後から、全く腐らず、むしろそれまで以上に気迫のこもったプレーを見せ続け、β全体に闘う意志を植え付けてくれました。新人戦間際に技術も上がり、迫力ある激マンと強烈なスタンディングシュートで会場を沸かせてくれました。

VPの西嶋はオンボールの力弱さ、得点王の増田は戦う気持ちの弱さと怪我のため、夏冬を通じてβとなってしまいましたが、今大会は二人ともゴールに向かう意志を最後まで見せ続け、その高いポテンシャルに相応しいパフォーマンスを発揮してくれました。気持ちでプレーは変わる、ということを証明してくれた二人であると思います。

その他の選手も、それぞれが自分の武器を存分に発揮してくれました。ほとんどの選手が得点をあげていることがその証明かと思います。

自分の至らなさもあり、決勝リーグを突破することはできませんでしたが、夏の準優勝校である東海など強豪が揃うリーグで、全く気後れせずに勝利への強い意志を持って戦えたことは、必ず彼らの今後の財産になると信じています。

フレッシュマンコーチ  22期 松本向貴
MVP
#19 新井 翔馬(あらい しょうま)

VP
#88 西嶋 大二朗(にしじま だいじろう)

得点王
#35 増田 拓朗(ますだ たくろう)

written by Yuki Kawakami