≪2010 リーグ戦 予選Bブロック 第3戦≫

東京大学 vs 早稲田大学

9月19日(日) @駒沢第一球技場 12時30分 FACE OFF


 1Q  2Q  3Q  4Q TOTAL
東京大学/ AWAY   2   1   2   7  12
早稲田大学/ HOME   2   0   3   1  6

得点者:
#2 伊東 大地 [MF] 1
#4 牧野 賢 [MF] 2
#11 樋浦 直樹 [AT] 3
#26 前野 洋平 [G] 1
#30 原 誠宏 [AT] 3
#51 上野 裕人 [MF] 1
#88 梅津 翔太 [MF] 1

《試合概要》
早くもリーグ戦は第3戦、中間地点であり、第一の山場を迎えた。対戦校は強豪・早稲田大学。しかし「学生王者」をめざす東大がFINAL4に出場するためにはここで勝たなければならない。早稲田にとってもそれは同じこと。3Qが終わるまで、1点入れては1点返され、の接戦が続いた。まさに両者の「絶対にゆずれない」という思いがあふれんばかりの試合展開だった。しかし展開は4Qで大きく変わる。4年AT#30原が早稲田のDFをかいくぐってスコアすると、MFをはじめとする東大OF陣が後に続いた。結果、大きくスコアを引き離し12-6で勝利。早稲田にリーグ戦で勝利したのは2005年以来、実に5年ぶりのこと。FINAL4、そして「学生王者」への大きな一歩となった。

《試合経過》
1Q

東京大学 スコア 早稲田大学
- 0-1 5分 早稲田 スコア
タイムアウト - -
16分 4年G#26前野 スコア 1-1 -
18分 4年AT#11樋浦 スコア 2-1 -
- 2-2 19分 早稲田 スコア


2Q

東京大学 スコア 早稲田大学
4分 4年AT#30原 スコア 3-2 -
- - タイムアウト
スラッシング - EMO 1分
イリーガルボディチェック - ディレイ
30秒 5対5のイーブン
- - EMO 30秒
タイムアウト - -
- - タイムアウト
前半終了。


3Q

東京大学 スコア 早稲田大学
クロスチェック、両チームともセーフ。
イリーガルボディチェック - EMO 1分
5分 早稲田 スコア
- 3-3
8分 4年MF#88梅津 スコア 4-3 -
- 4-4 9分 早稲田 スコア
タイムアウト - -
17分 3年MF#4牧野 スコア 5-4 -
- - タイムアウト
- 5-5 19分 早稲田 スコア


4Q

東京大学 スコア 早稲田大学
3分 #30原 スコア 6-5 -
4分 #4牧野 スコア 7-5 -
8分 4年MF#2伊東 スコア 8-5 -
- - タイムアウト
9分 #30原 スコア 9-5 -
EMO 3分 - アンスポーツマンライクコンダクト
(クロスチェック)
ホールディング - -
30秒 5対5のイーブン
12分 3年MF#51上野 スコア 10-5 -
- 10-6 14分 早稲田 スコア
17分 #11樋浦 スコア 11-6 -
EMO 1分 - スラッシング
18分 #11樋浦 スコア 12-6 -
クロスチェッキング - EMO 1分
試合終了。



MVP
#4 牧野賢(Ken Makino/3年MF)

こんにちは。HCの飯塚です。

先日の早稲田戦は非常に厳しい戦いになりました。
早稲田は、伝統的な強みであるGBとFOで東大を抑え込み
東大は、なかなかボールポゼッションで圧勝することはできない中試合が続いていく。そうなるとOFとDFの力比べになるが、強力な早稲田DFを前に、なかなか大量得点で差をつけることはできず、こちらがリードしても、すぐに早稲田OFの強い個人にシュートを決められ追い付かれる。

そういった試合展開の中、個人の力でチームを勝利に導いたのが、#4牧野(3年MF)でした。

小橋・松裏が早稲田FO#3に苦戦する中、FOerとして#3を止める。これは、ボールポゼッションを奪うという意味でも、相手の得点パターンであるFOからのbreakOFを止めるという意味でも非常に大きかった。

そして、そのあとは、個人勝負に持ち込んでいた早稲田DFに対して、鋭い切り込みからのシュートで点をもぎ取り、一気にチームを勝利の流れに引き込みました。

牧野は少し不器用ではありますが、どんなプレーも堅実にパフォーマンスを出し、かつ、シュートと1on1という突出した武器を持つ、非常にチームの勝利に貢献するプレーヤーです。最近は、さらなる伸び代を求めてチャレンジしながらもがいている部分もあるように思いますが、やはり力強いプレーをしてくれる牧野のような存在は非常に頼もしいです。

これからさらにチャレンジして(特にOF面で6人でOFを作る感覚を磨いてもらって)、上を目指し続けプレー面でも精神面でも、今後の戦いにおける主軸として活躍してもらいたいです。


VP
#53 臼井洋介(Yosuke Usui/4年DF)

ケガ人や試合中に脚がつる者も多く、苦しい台所事情の中、フル出場しDFを引っ張ったのが臼井です。
この試合、DFにおいては早稲田の強力な1on1をいかに押さえ込むかが一つのカギでした。
中でも相手のエース、#9加藤選手は学生屈指の突破力を持つATですが、彼の前に粘り強く立ちはだかった臼井の1on1DFは早稲田に流れを渡すことなく4QのOFの爆発を呼び込みました。
試合中だけでなく、試合を想定した指摘や、独特な感性からの個性的な意見をかますなど、アクの強いLG陣の中でも一際存在感を発揮します。
1on1だけでなく、GBやパスカットなどテクニカルなプレーも光る#53臼井の活躍にこれからもご期待下さい。

(DFコーチ 中谷より)


written by Sen Chang