室井 啓介 頓所 史章 今林 淳 [2] 島田 和輝 |
冬の新人戦。東大の初戦・千葉戦は、その開幕試合であった。東大のOFから始まった前半、相次いでショットを放つもなかなか決めることができない。そんな中、千葉に連続して2点を奪われてしまう。キャプテン・室井が得点するが更に1点を許し、フリーシュートからの頓所の得点も千葉の長いOFに返されてしまう。その後のOFも相手DFに阻まれ、前半が終了した。
2-4で迎えた後半はいきなりショットの応酬となった。1点を取られるも今林がカムを決め、振り出しに戻す。その後再び今林が決め、1点差に詰め寄る。しかし、フリーシュートを与えたこともあり、千葉に2点を許してしまう。残り1分で島田がカムを入れ、フリーシュートも得るが決めることが出来ず、後半が終了。5-7、黒星スタートとなってしまった。しかしまだ初戦。巻き返しを図りたい。
■第二試合
東大 vs 法政大学
今林 淳 都戸川識志 室井 啓介 室伏 祐輔 |
負ければ即敗退となる法政戦。FOから速い展開となった前半、ターンオーバーを繰り返す中、オフサイドにより法政にフリーシュートで先制点を与えてしまう。その後ボールを支配した東大は今林・都外川の得点により逆転する。しかし相手の落ち着いたOFにランシューを決められ2-2に。さらに競り合うも得点には至らず、同点のままハーフを迎えた。
後半、東大は次々とショットを浴びせるが決めきることが出来ない。時間は半分を超え、遂には長時間ポゼッションした法政にショットを決められてしまう。一分後に再び法政の得点。そのまま残り1分となるが、東大はフリーシュートの機会に室井が得点。しかし直後奪ったボールは相手Gに阻まれてしまう。法政のOFとなり全員が焦燥感をつのらせる中、室伏が奪ってそのままランシューを叩き込んだ。終了10秒前。相手のショットもG・鈴木が弾き、ホイッスルが鳴る。4-4で同点、自力での予選突破は難しくなってしまったが、希望はつなぐことができた。
■第三試合
東大 vs 学習院・筑波
頓所 史章[2] 藤野 滉 [2] 今林 淳 [2] 深谷 周平[2] 都外川識志[2] 原賀 遊 |
予選最終試合。ここでは7点差以上で勝つ必要がある。最初のFOに勝った東大は猛攻を浴びせる。DFも激しく、すぐにボールを奪う。開始2分半、頓所が先制のカムを決めた。その後もボールを支配した東大は藤野が連続2点、今林、深谷、都外川と点を重ね、6-0で前半を終えた。
後半も東大の猛攻が続く。開始1分で深谷がスタンシューを決めると、相手にショットを打たせないまま原賀、都外川が点差を広げる。さらに今林が続き、相手のブレイクもG・鈴木が防ぎきる。フリーシュートも頓所が落ち着いて決めきり、これがラストスコアとなった。終わってみれば必要条件の7点差を大きく超える11-0。執念で希望をつないだ。
しかし、その後法政が千葉に勝利したことにより、東大は予選敗退となってしまった。だがここで終わりではない。今後は上級生として、リーグ戦に向けた努力を重ねていく。