≪2011 リーグ戦 予選Bブロック 第4戦≫

東京大学 vs 慶應義塾大学

9月19日(月・祝) @大井第二球技場 14時30分 FACE OFF


 1Q  2Q  3Q  4Q TOTAL
東京大学 / HOME   2   2   2   2  8
法政大学/ AWAY   2   1   1   3  7

得点者:
#18 深澤 健太郎 [AT] 1
#22 松裏 直樹 [MF] 1
#25 山本 晃右 [AT] 1
#51 上野 裕人 [AT] 5

《試合概要》
 リーグ戦第4戦、相手は慶應大学。11bluebulletsは、リーグ戦の山場を迎えた。東大が勝ってfinal4進出を決めるのか。慶應が勝って昨年の雪辱を果たすのか。両陣営、白熱した盛り上がりをみせる中、激しい戦いの火蓋がきっておとされた。
 試合は終始遅いペースで進行し、東大が試合をコントロールした。試合の鍵を握るとされたのは慶應大学のアグレッシブなディフェンスへの対応であったが、東大は冷静なパス回しとキープ力で慶應ディフェンスの激しいプレッシャーをかいくぐり、流れをキープし続けることに成功した。慶應のミスによって落ちたボールを、東大ディフェンス陣がきっちり拾いきり、クリアでオフェンスまでつなぎ、相手のオフェンスチャンスを奪った。FOでも60%を越える勝率をたたき出し、相手に流れを渡さなかった。
 東大のペースで試合を運び、ATを軸にして、エキストラマンオフェンスを中心に確実に点を積み重ねるも、慶應も負けじと食らいつき、2点東大がリードしたまま4Qに突入した。4Qになって慶應がすかさず1点返し、1点差。沸き上がる会場。ひとつひとつのプレーに対して歓声と悲鳴が入り交じる20分間。
 慶應が猛攻をみせるも、最後まで東大が執念の守りで慶應オフェンスを凌ぎきって、試合終了。8-7で東大が激闘を制した。

《試合経過》
1Q

東京大学 スコア 慶應義塾大学
プッシング - EMO 30秒
- 0-1 2分 スコア
EMO 30秒 - オフサイド
EMO 60秒 - アンネセサリーラフネス
7分 4年AT#51 上野 スコア 1-1 -
11分 4年AT#18 深澤 スコア 2-1 -
- 2-2 17分 スコア
EMO 30秒 - ホールディング


2Q

東京大学 スコア 慶應義塾大学
クロスチェッキング - EMO 60秒
EMO 60秒 - スラッシング
4分 #51 上野 スコア 3-2 -
5分 #51 上野 スコア 4-2 -
イリーガルボディチェック - EMO 60秒
- 4-3 9分 スコア
- - タイムアウト
タイムアウト - -
前半終了。


3Q

東京大学 スコア 慶應義塾大学
クロスチェック、両チームともセーフ。
- 4-4 4分 スコア
11分 4年AT#25 山本 スコア 5-4 -
12分 4年MF#22 松裏 スコア 6-4 -


4Q

東京大学 スコア 慶應義塾大学
- 6-5 4分 スコア
EMO 30秒 - オフサイド
12分 #51 上野 スコア 7-5 -
- 7-6 13分 スコア
14分 #51 上野 スコア 8-6 -
- 8-7 16分 スコア
タイムアウト - -
EMO 60秒 - アンネセサリーラフネス
- - タイムアウト
プッシング - EMO 30秒
試合終了。



MVP
#2 新井正貴(Masataka Arai/4年G)

DFコーチの佐々木です。

この日東大DF陣はいつになく良好な精神状態で、試合の流れをつかみ、普段以上のパフォーマンスを発揮することができました。
その中でも4年生ゴーリーの#2新井は、途中ミスもあったものの、本人のイメージ通りのセーブを繰り出し、慶応OFを7点に抑えました。

シーズン序盤からチームを支え、引っ張ってきた新井は、まさに東大の守護神といえる存在になりつつあります。

素直で、ものごとに対し真摯に取り組む新井の背中は、同期、後輩、BLUE BULLETS全体に、とてもいい影響を与えているように感じます。


VP
#51 上野裕人(Hiroto Ueno/4年AT)

OFコーチの原です。

法政戦から引き続き上野をVPに選びました。慶應のDFは相手OFを追いかけ回し、激しいプレッシャーをかけるという戦術を取っており、消耗戦になることが予想されました。

体力的に厳しい中でも上野はフル出場し、的確に相手の虚を突いて5得点を挙げました。

練習中も気を吐く上野は、すっかり精神的な支柱になっています。副将として、今後も存分にチームを引っ張っていくことを期待しています。


VP
#39 川崎堅治(Kenji Kawasaki/4年G)

HCの宮澤です。
慶應戦のVPには、Rチームキャプテンの川崎を選びました。

慶應は本年度、非常にハードにフルコートでプレッシャーにくる経験したことが無いようなDFをしてきました。6月の練習試合では圧倒され、OF陣はまともにボールを持つこともできずに敗北を喫しました。

今回の試合では、川崎を中心にRチームが慶應を研究し、Tチームの慶應対策に大いに貢献し、チーム一丸となって勝利をつかむことができました。

コーチ陣としてチーム作りにおいて、チーム一丸というものを掲げていましたので、このように試合で選抜することができなかった選手がチームを引っ張る姿はとても嬉しいものです。

今後このような選手が多くでてくること、また川崎自身の成長と活躍を期待してVPとさせていただきました。


written by Shuhei Umemura