1Q | 2Q | 3Q | 4Q | TOTAL | |
東京大学 / HOME | 2 | 2 | 3 | 4 | 11 |
青山学院大学 / AWAY | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 |
得点者: #4 室井 啓介 [MF] 2 #11 正木 勝也 [AT] 2 #15 平野 崇 [AT] 3 #38 木村 友哉 [MF] 2 #48 荻野 仁視 [MF] 1 #69 都外川 識志[MF]1 |
《試合概要》
一橋戦での敗北後、自らを、そしてチームを見つめ直した。あれから一週間で何が変わったのか、皆の前で語った言葉はプレーに顕れるのか、そんな思いで見守られながら、選手たちはセンターラインから散って行った。
開始早々からEMO/MDDが連続する、当たりの激しい試合であった。東大は早くから攻めの体勢に入っていたものの、シュートがなかなか決まらず苦心していた。Q時間が半分を過ぎたところで漸く得点し、流れを持ち込んだのは4年MF#48荻野。それでもシュートが決まらない歯痒い状態は続く。そんな時、待望の瞬間がやって来た。セットOFで2年MF#4室井にボールが渡る。室井は1on1を抜き左上からショット。ポストに当たる鋭い音が響いたかと思いきや、ボールは絶妙な角度で跳ね返りゴールに収まっていた。2年生の得点に期待がかかる中、彼の得点は大いに東大を沸かせることとなった。
2Qの滑り出しは好調だった。開始1分もたたないうちに、#48荻野のフィードで3年AT#11正木が敵の虚をついたクリースショットを決め、続いて2年MF#69都外川もスコア。さらに後半に入ると、ここまで無得点だった4年副将AT#15平野が、2年AT#33頓所からのフィードでシュートを決め、ようやく彼のプレーが活きてくるようになる。3年MF#38木村も3Qで続けて2得点を挙げ、4Qを前にして東大は7点を獲得していたが、出来る限り多くの得点が欲しい東大にとっては、もう少しペースを上げたいところだった。一方、ここまで強いプレッシャーで失点を抑えてきたDF陣だが、MDD中についに青学の得点を許してしまう。
そうして勝負の4Q。EMO中にボールダウンがおこると、#11正木がGBから下シューで、視線も追いつかないうちにスコア。#4室井も再び1on1を抜いて2点目を決めた。さらに流石の副将#15平野も4Qで2点を重ね、誰よりも強いゴールへの執着を見せつけた。
結果は9点差での勝利となったが、もっと多く得点するべき試合であった。このままの実力では、学生日本一などには到底及ばない。
リーグ戦最終戦となる明治大学戦までは、少し時間がある。この時間で如何に個人技を磨き得点力を上げるかが重要である。
《試合経過》
1Q
東京大学 | スコア | 青山学院大学 |
3分 クリースバイオレーション | - | EMO30sec. |
6分 クロスチェッキング | - | EMO2min. |
EMO30sec. | - | 10分 プッシング |
11分 #48 荻野 スコア | 1-0 | - |
15分 EMO30sec. |
- |
15分 EMO60sec. |
17分 #4 室井 スコア | 2-0 | - |
2Q
東京大学 | スコア | 青山学院大学 |
40秒 #11 正木 スコア | 3-0 | - |
2分 #69 都外川 スコア | 4-0 | - |
6分 タイムアウト | - | - |
EMO30sec. | - | 9分 プッシング. |
EMO30sec. | - | 14分 プッシング |
EMO60sec. | - | 16分 personal |
前半終了。 | ||
クロスチェック |
3Q
東京大学 | スコア | 青山学院大学 |
2分 #15 平野 スコア | 5-0 | - |
EMO30sec. | - | 3分 プッシング |
6分 #38 木村 スコア | 6-0 | - |
- | - | 8分 タイムアウト |
10分 ホールディング |
- 6-1 |
EMO30sec. 11分 スコア |
12分 タイムアウト | - | - |
19分 #38 木村 スコア | 7-1 | - |
4Q
東京大学 | スコア | 青山学院大学 |
3分 technical | - | EMO30sec. |
EMO30sec. 4分 #11 正木 スコア |
8-1 |
4分 プッシング - |
7分 #4 室井 スコア | 9-1 | - |
12分 #15 平野 スコア | 10-1 | - |
- | - | 14分 タイムアウト |
15分 プッシング 16分 プッシング |
EMO30sec. EMO30sec. |
|
- | 10-2 | 16分 スコア |
17分 #15 平野 スコア | 11-2 | - |
EMO30sec. | - | 19分 ホールディング |
19分 アンスポーツマンライクコンダクト | - | EMO3min. |
Impressive Players of the match
MVP #31 舟橋 光(Hikaru Funahashi/3年MF・FOer) HCの山下です。 今回の試合のMVPには、FOerの舟橋を選びました。 できるだけたくさんの得点をとることが求められた今回の試合で、チーム全体として多くのミスを重ねるなか、試合の主導権を常に握ることができたのは高い勝率を保ったFOによるところが大きいと思います。 舟橋は、昨年もリーグ戦に出場したFOerとして、シーズン開始当初から自分の役割と責任を自覚し、常に高いレベルを求める姿勢を貫いてきました。 今後の試合、相手のレベルが上がるなかでも結果を残すこと、そして同じように高い意識を他のポジションに求めて学生日本一に導くことに期待したいです。 |
VP #4 室井 啓介(Keisuke Muroi/2年MF) Aコーチの上野です。今回のVPは2得点をあげた室井を選びました。 室井は2年生ながらMFとしてレギュラーの座を勝ち取り、関東ユースにも選出されています。 オフボールの動き方、ボールを持ったときの視野、相手の虚をつくパスなど、随所にセンスを感じさせるプレーヤーです。課題であったシュートも練習を積み重ね、青学戦では独力で力強いシュートを叩き込んでくれました。 また室井は真面目で練習熱心でもあり、今後も更に成長して東大を代表するプレーヤーとなることを期待しています。 |
Interview ―試合後インタビュー―
#4 MF 室井 啓介 前回の一橋戦でMFのパフォーマンスが悪く、一MFとして自分に腹が立ったし、悔しくて、1週間で変わってみせると思って準備してきました。 今日の試合では、得点という形でその成果を実感することができてよかったです。強気でゴールに向かったことが自信に繋がり、よりゴールへのベクトルを強く持てるようになりました。周りの選手も一橋戦とは目の色が違っていて、ゴールへ向かう強い気持ちを持ってプレーしていたと思います。 たった1週間という短い準備期間で、これだけ変われたのだから、今シーズンまだまだ成長できるはず。自分自身もどれだけうまくなれるか楽しみでもあります。個人的な目標は、2年生のときにリーグ戦で7得点した上野さんを超えること。 今後の試合でも強い気持ちで臨んで、一橋戦に負けて生まれ変わった東大のOFを見せたいです。 |
#15 AT 平野 崇 まずは、勝って次に繋げることができてよかったです。 青学戦は点を取らなくてはいけない試合で、試合前のアップから周りの緊張が伝わってきました。だから自分が点を取ってチームを勢いづけたかったのですが、前半はシュートをあまり決めることができず、流れを止めてしまいました。ただ後半では、自分達のやってきたことが出せて、それが得点にも繋がったのでよかったと思います。 今後も、もう一戦も負けられません。油断をしたらそこで終わり。明治戦も最高の準備をして、自分達がやりたいラクロスをして、勝ちにこだわっていきたいです。 |
#31MF 舟橋 光 一橋戦での敗戦を経て、チームのゴールへ向かう姿勢が変わってきたと感じました。特にMFは積極的にゴールへ向かう選手が増えたと思います。今日は点を取らなければいけない試合で、自分の拾ったボールが直接得点に結びついたことが嬉しかったです。自分がFOで勝てば、仲間が点を取ってきてくれると信じてボールを繋ぐことができました。 入りから3QまではFOで圧倒することができましたが、4Qまでその勢いを維持できなかったことが課題です。次戦までにしっかり改善して臨みたい。 今後はさらに厳しい試合が続くことになると思いますが、「この試合はFOで勝った」といわれるように、頑張りたいです。 |
#38 MF 木村 友哉 試合前はあまり感じなかったのですが、後半から出たので、試合の雰囲気に少し緊張していました。ですがこの試合に向けて自分としてはクロスや体調をすごく準備をしてきていたので自信を持ってプレーすることができました。正直に言うと今回ベンチ入りできたのは自分自身の実力ではなく仲間のけがなどの穴埋めだとは感じていました。ここ1カ月ほどは練習でもなかなかうまくいかず落ち込んでいましたが、今日の試合には準備してきたおかげもあってかかなりいい精神状態で臨めたと思います。 まだリーグ戦は最終戦が残っていますし、FINAL4、FINALと続いていきます。今回は課題として自分でクリアやライドを積極的にできていない、と思ったので次戦明治戦ではそこを改善してチームに働きかけていきたいです。自分の実力で試合に出て勝利に貢献したいです。応援よろしくお願いします。 |
#45 LG 金井 健太郎 今日の試合は一橋戦での敗戦後で、この試合に負けていたら25期の先輩方の引退がほぼ決まっていたのでとにかく勝たなければという気持ちでした。周りのみんなは得失点を気にしていたようだったけれど、自分としてはとりあえず絶対勝つ、ということを念頭に置いて試合に臨みました。 今回の試合ではアップ中からなんとなくみんな固くなっていて試合が始まる前に山下HCに集められ、“緊張しすぎているのでもっとリラックスして試合に臨め”と渇を入れられました。そこで雰囲気を良い方向へ切り替えられたのが良かったと思います。 個人として見ると、DFでは1対1で勝てたというところです、ターンオーバーもさせることができたし良かったと思います。青学はATが強いチームだな思ったけれどATLGの1on1で負けなかったというところがチームに貢献できた部分だと思います。逆に悪かったところはパスミスが多かったところ。次の試合ではこういう部分をなくしていかなくてはなりません。明治戦は負けたら終わりです。 他のだれかではなく自分がやってやる、という気持ちを持って絶対に勝ちます。 |
#48 MF 荻野 仁視 絶対に勝たなくてはいけない試合で、点差をつけて勝てたことはよかったです。MF陣は一橋戦でのプレーが本当に良くなくて、皆悔しいと思っていたと思います。1週間しっかり準備して、今日はMFが皆ゴールに向かう気概を持っていたと思います。特に、一緒に頑張っている後輩達が点を決めてくれたのが僕は嬉しかったです。 でも、もっと点は取れたと思います。OFはゴールに向かおうとしているけど、まだまだミスや雑なプレーが多いし、上手くない。僕もまだまだ下手くそで、もっと上手くなりたい。あと数ヶ月で引退だけど、今が一番うまくなりたいと思ってる。FINAL4に絶対に行きたい。そのために明治戦も絶対に勝ちます。2週間しっかり準備して、勝ちきります。 |