≪2012 リーグ戦 予選Bブロック 第五戦≫

東京大学 vs 明治大学

10月8日(土) @葛西臨海球技場A面 09時30分 FACE OFF


 1Q  2Q  3Q  4Q  TOTAL
東京大学 / AWAY   4   2  1   5 12
明治大学 / HOME   2   3   3   1 9

得点者:
#8  中村 佑 [MF] 1
#11 正木 勝也 [AT] 2
#15 平野 崇  [AT] 6
#17 西山悠太朗 [MF] 1
#69 都外川 識志[MF]2

《試合概要》
 ついにリーグ戦も最終戦を迎えた。相手は今年力をつけてきた明治大学。東大と同様にFINAL4進出がかかった状況にあり、一筋縄にいくはずのない試合になる、と堅い覚悟の上で臨んだ。
 まず入りは好調だった。FOに勝ち、最初のセットOFで3年MF#17西山が右上からゴールににじり寄りクリースシュートを決めた。その後一点返されるものの東大は好ペースを保ち、4-2で1Qを抑えた。しかしそう簡単に流れを譲ってくれるはずもなかった。2Qで3点を失点し、何とか一点リードで前半を終えたものの、3Qでは終始劣勢となりビハインドの状態が続く。
 そして命運をかけた4Q。ここで負けるわけにはいかないと、応援の声は一段と大きくなる。流れを呼び寄せたのは、2年MF#69都外川だった。相手DFが崩れた隙を突き、1on1を抜いてスコア。4Q開始早々に同点にこぎ着けたことで、東大側は一気に勢いづく。都外川の得点に続き、3年AT#11正木のフィードで4年副将#15AT平野がクリースシュートを決めると、今回も平野の猛攻が始まった。僅かなチャンスも逃さずキッチリ決めきり、押し寄せる波を決して譲らなかった。
 こうして、FINAL4への道は開けた。夢に近づく大きな一歩だ。苦しみを忘れ、戦い続けられる幸運とその重みを噛み締めるべきなのは、まさに今この時なのだ。

《試合経過》
1Q

東京大学 スコア 明治大学
1分 #17 西山 スコア 1-0 -
- 1-1 3分 スコア
EMO30sec. - 6分 ホールディング
8分 #8 中村 スコア 2-1 -
9分 #11 正木 スコア 3-1 -
13分 プッシング
3-2 EMO30sec.
14分 スコア
16分 イリ―ガルプロシージャー - EMO30sec.
17分 タイムアウト - -
18分 #15 平野 スコア 4-2 -
19分 インターフェアランス/プッシング - 2EMO30sec.


2Q
         

東京大学 スコア 明治大学
1分 #69 都外川 スコア 5-2 -
- 5-3 3分 スコア
5-4 5分 スコア
EMO60sec.
8分 #15 平野 スコア
6-4 7分 イリーガルボディチェック
12分 イリーガルボディチェック - EMO60sec.
- 6-5 15分 スコア
- - 17分 タイムアウト
18分 クロスチェッキング
EMO30sec.
- 18分 プッシング
EMO60sec.
前半終了。
クロスチェック


3Q

東京大学 スコア 明治大学
- 6-6 5分 スコア
- 6-7 11分 スコア
12分 イリーガルプロシージャ―
EMO60sec.
- 12分 イリーガルプロシージャ―
EMO60sec.
14分 イリーガルプロシージャ― - EMO30sec.
- - 14分 タイムアウト
15分 #11 正木 スコア 7-7 -
- 7-8 16分 スコア
19分 プッシング - EMO30sec.


4Q

東京大学 スコア 明治大学
3分 #69 都外川 スコア 8-8 -
4分 #15 平野 スコア
9-8
-
EMO3min.
5分 #15 平野 スコア

10-8
4分 アンスポーツマンライクコンダクト
EMO60sec. - 7分 イリーガルボディチェック
9分 ホールディング
-
10-9
EMO30sec.
10分 スコア
11分 タイムアウト - -
13分 #15 平野 スコア 11-9 -
17分 タイムアウト - -
EMO30sec.
18分 #15 平野 スコア
-
12-9

17分 プッシング
- - 19分 タイムアウト
EMO3min.
20分 オフサイド
- 19分 アンスポーツマンライクコンダクト
EMO30sec.


Impressive Players of the match

MVP
#69 都外川 識志(Satoshi Totokawa/2年MF)

Aコーチの上野です。
今回のMVPは都外川を選びました。

FINAL4進出をかけて争った明治大学は強い個人の力に加え、チームとしても一致団結している強豪でした。

後半逆転される苦しい場面が訪れましたが、その流れを奪い返したのが都外川のシュートでした。

都外川は恵まれた身体能力を存分に生かして存在感を発揮しており、2年生にしていまや主力としての風格すら漂います。

また相当な負けず嫌いな性格の持ち主でもあり、練習中から先輩にも堂々と物を言うなど、チームを活性化させています。

素直に人の指摘を受け入れ、自分が思ったことは主張して練習も怠らない都外川はさらに進化を遂げると確信しています。

都外川だけでなく、室井や室伏、頓所など2年生の今後の成長が12blue bullets躍進のキーとなるはずです。ご期待ください。



VP
#15 平野 崇(Takashi Hirano/4年AT)

OFコーチの原です。

平野はすっかりチームの大黒柱となっていますが、この試合でも6得点をあげる活躍を見せてくれました。

ゴールへ向かう姿勢、ルーズボールの確保に対し強い拘りを見せ、チームの模範となっています。

FANAL4, FINALでの彼の勇姿、是非ご覧になって頂きたいと思います。





Interview ―試合後インタビュー―

#3 LG 清水 佑哉

  勝ってFINAL4に進むことができて、本当に良かった。ただ、試合では失点が多く、内容は良いものではなかったと思います。攻め上がった後にミスしてターンオーバーすることも課題として見えました。でも、勢いにのってクリアしたり、ライドがうまくいったりした部分は良かったと思います。逆転されて苦しい時間帯もありましたが、ベンチもフィールドも落ちついて、今に集中できたことは、ひとつの成長だなと感じました。
 また、今日は応援のエネルギーも大きく、チーム一丸となれていたと思います。 次は慶應戦に向けて、一つ一つ課題を潰し、チームとして、良いライドを作っていきたいです。
 個人としては、個人が上手い慶應を止められるよう、1on1を練習します。負けたら本当に終わりだし、絶対に勝ってFINALに進みたい。駒沢に行きたいです。  


#8 MF 中村 佑

 とりあえず勝てたことが全てです。今日の試合はどちらかが引退、という分かりやすい試合で、相手の明治も気合いが入っていることが試合前からすごく伝わってきたし、とにかくどんな形であっても勝ちたいという気持ちが強かったです。
 個人としては今までのリーグ戦で点を取っておらず勝利に貢献できていなかったので、試合の前半に点を決められたのは嬉しかったです。最近、自分が最低限何をすべきなのかということを考えていて、それが整理されたメンタルで試合に臨めたことが良い結果に繋がったのかなと思います。
 FINAL4の相手は慶應に決まりましたが、今はあと3週間準備してFINAL4を戦えるというわくわくした気持ちが一番強いです。ただ、慶應は個人の力が強く、そこに通用する武器を磨かなければと思っています。僕は特に「シュートを打ちきって決めきる」という部分にこだわりを持ちながら、あと3週間強の間、必死に取り組んでいきたいです。


#15 AT 平野 崇

 正直にいうと試合中だいぶヒヤヒヤしました。OFは流れも良くて点も取れていたので良かったのですが、なかなか引き離すことができず、相手の方がリードしているときはこのままだやばいな、と思っていました。明治はこの試合にFIANL4進出がかかっていることもあってテンションも高くてプレッシャーも強かった。その分しっかりミートにいって球を回さなければ、と思ってはいたのですが3Qはなかなかそれがうまくいきませんでした。4Qは相手が前のめりにきている分、しっかりそれを交わして点を取れたことは良かったです。その流れのまま勝ち切れたことも次に自信にすべきところだと思うので生かしていきます。
 しかし課題はまだまだ多いです。DFも明治の主将である#0家石選手をしっかり1on1で守ることができなかったり、ダッジが切れると分かっている相手にもうまく対策できていませんでした。ひとりひとりの個人力はまだまだ足りずATもMFもボールを落とされました。
 次の相手は慶應。もっともっとうまくてプレッシャーも強いはずです。しっかり次戦までに個人力をあげて慶應に勝ちたいです。
 

#35 LG 増田 拓朗

 今日は対策したことがあまり発揮できず、個人としてもやってきたことを試合で出すことが出来ませんでした。クリア後の流れなどは良かったと思いますが、チーム全体としてミスも多く、ターンオーバーが多かったと思います。大事な明治戦でDFとして不甲斐ない試合をしてしまいました。この悔しさをバネにして、まずはFINAL4で自分がチームを勝たせられるよう、これから3週間頑張りたいと思います。


#69 MF 都外川識志

 全体を通して、試合の流れが良くなかったです。OFは的確なパスが出て、足も動いていて、良いOFをしていたと思いますが、もっと決めきるべきところを決めていれば、後半でもっと余裕を持てたのではないかと思います。また、個人としては、DFで入ったときに失点に関与することが多くありました。しかし、絶対に俺が点を決めようと思っていたので、流れの停滞していた時に点を決めることができたことは良かったです。
 次戦は慶應戦。個の強い慶應に対して、自分の1on1でシュートを打てる形を作って、自分で勝負をかけられるように、あと1ヶ月弱練習します。
 

written by Mariko Soh