≪2012 第二回 東商戦≫

東京大学 vs 一橋大学

6月3日(日) @一橋大学国立キャンパスラグビー場 15時30分 FACE OFF


 1Q  2Q  3Q  4Q  TOTAL
東京大学 / AWAY   0   2  2   0 4
一橋大学/HOME   2   0  0   0 2

得点者:
#8 中村 佑 [MF] 1
#15 平野 崇 [AT] 2
#26 出戸 康貴 [AT] 1

《試合概要》
 五月祭試合から二週間、次なる相手は一橋大学である。昨年は苦々しい思いをしたが、東商戦は未だ第二回。歴史を塗り替える意気込みで、リベンジに向かった。

 1Q、序盤は東大のポゼッションが続いた。しかし得点には至らず、一橋に先制点を許したうえ、マンダウン中にも失点。ついに得点できないまま二点差で1Qが終了し、見るものに不安を募らせた。2Q半ばで漸くチャンスをモノにし、3年AT#26出戸がパスカットからすかさずショットスコア。この流れをつかみたいというところで、4年MF#8中村が1on1からのシュートを確実に仕留めた。
 前半に比べ、後半では東大が優勢となった。長い長いオフェンスの末に4年副将AT#15平野がとどめを刺す。相手は鋭いショットの嵐に攻め立てられ、神経をすり減らしたことだろう。平野のファインプレーで一気に東大の2点リードとなり、1Qで感じた焦りはいつしか期待へと変わっていた。4Qは何とか逆転したい一橋の攻撃に対して何度もマンダウンの状況を作ってしまったが、それでもしっかり守りきった。そうして終に東大に軍配が上がった。

 この始まったばかりの東商戦に、また一つ、背負うべき伝統を見出した。プライドと出来るか否かは、後に続く者達にかかっている。

《試合経過》
1Q

東京大学 スコア 一橋大学
- - 7分 タイムアウト
- 0-1 10分 スコア
14分 トリッピング 0-2 EMO 60秒
20分 スコア
17分 タイムアウト - -


2Q

  
東京大学 スコア 一橋大学
9分 プッシング - EMO30秒
10分 タイムアウト - -
11分 #26 出戸 スコア 1-2 -
- - 14分 タイムアウト
19分 #8 中村 スコア 2-2 -
前半終了。


3Q

    
東京大学 スコア 一橋大学
クロスチェック、両チームともにイリーガルあり。
EMO30秒 - 6分 オフサイド
14分 #15 平野 スコア 3-2 -
- - 17分 タイムアウト
20分 #15 平野 スコア 4-2 -


4Q

  
東京大学 スコア 一橋大学
4分 タイムアウト - -
EMO60秒 - 6分 スラッシング
12分 プッシング - EMO30秒
14分 プッシング - EMO30秒
16分 タイムアウト - -
17分 プッシング - EMO30秒
- - 19分 タイムアウト


Impressive Players of the match [ Hisashi Yamashita / head coach ]

MVP
#15 平野崇(Takashi Hirano/4年AT)

 OFもクリアも見ているAチームコーチの上野です。

 今回の試合は、2得点を挙げた副将・平野をMVPに選びました。

 平野は今季MFからATに転向し、キレのある1on1を武器にOFを引っ張っています。
 また、得点を挙げるだけではなく、走力を活かしたライドやグラウンドボールなど、数字に顕れない部分でもチームに大きく貢献しています。

 平野は口数が多い方ではないですが、練習中はプレーで味方を引っ張り、若い選手が多い12blue bulletsにおいて良き模範となっています。
 課題であるシュート精度が上がればますます得点を量産する選手になるでしょう。

 今後の平野の活躍にご注目ください。



VP
#56 久徳洋平(Yohei Kyutoku/4年LG)

 DFコーチの松下です。

 基礎技術が高くミスの少ない相手に先制されて苦しい展開となる中で、積極的に前に出てボールを奪うきっかけを作ったのは久徳でした。

 DF長としてチームDFの成長を一手に引き受け励んできた今シーズンですが、個人としては思ったように結果を残せていませんでした。

 OFに比べて組織的な部分が重視される傾向の強いDFですが、良い組織に強い個は不可欠です。この試合に東大DFを代表する個人になるべくきっかけを見出して、さらなる成長の糧にして欲しいと思います。




written by Mariko Soh