[東京大学 vs 成蹊大学]
関東学生ラクロスリーグ戦 1部Aブロック 第1戦
8月15日(日) 江戸川区臨海球技場 9時10分 FACE OFF

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大学  1  4  1  2  8
成蹊大学  0  1  1  1  3

得点者:
佐藤真一[#13 MF] 1
大岡雅和 [#20 AT] 1
北見啓 [#30 AT] 2
立石裕則 [#36 AT] 1
林融 [#39 MF] 2
清水智史 [#75 MF] 1


2003年BlueBulletsリーグ戦緒戦の相手は、去年苦戦を強いられた成蹊大学。特別コーチJPも見つめる中臨海球技場で行われた。成蹊は今年もMFを中心に攻めてくることが予想された。リーグ戦初出場が4人いることや、緒戦ということもあって、序盤はなかなか東大の思うようにはいかない。それでもZoneディフェンスによって成蹊のオフェンスを封じ、中盤徐々に得点を重ねていき、ファールから3点を失うものの、危なげなくリーグ戦1勝目をあげた。しかし連続的なオフェンスができなかったりファールが多かったりと課題が残る試合となった。JPによるMVPには#2松井(4年,G)が選ばれた。



1Q
試合開始のフェイスオフでは成蹊にポゼッションを奪われるものの、東大のZoneディフェンスに対して成蹊のオフェンスは停滞し、苦し紛れに放たれたシュートはセーブされ東大のポゼッションとなる。序盤東大はMFのシュートや#20大岡(2年,AT)の1on1で流れをつかもうとするがなかなか得点をあげることができない。しかし成蹊がポゼッションを奪いクリアを試みるも、ことごとく東大のライドに落とされ、さらにはオフェンスコートに運んでもZoneディフェンス,#2松井(4年,G)の好セーブによって東大のポゼッションとなり終始東大のペースで進んでいった。そんな中、#39林(3年,MF)の1on1からクリースでフリーの#75清水(4年,AT)にパスが出て東大は初得点をあげる。その後もGB後に逆サイドにいた#26斉藤(3年,MF)の1on1からのシュートがゴールのフレームに当たるなど何度か惜しいシーンは見られたものの、1対0で1Qを終える。


2Q
2Qも東大はZoneディフェンスで危なげなく守る。一方、成蹊はファールを犯し東大のエキストラとなる。ここで#39林(3年,MF)が決め、東大は2点目をあげる。続くフェイスオフでは#17泉(4年,LSM)がブレイクを作りクリースの#75清水(4年,AT)にパスを出すが、これはつながらない。しかし東大のオフェンスのリズムがだんだんとよくなってくる。そして#2松井(4年,G)のナイスクリアから#20大岡(2年,AT)が1on1をかけ、ファールをもらいながら得点をする。さらに東大のエキストラのフェイスオフでフェイスオファー#13佐藤(真)(4年,MF)は自ら拾い、そのまま豪快にシュートを決める。依然続くエキストラのフェイスオフでまたまた#13佐藤(真)(4年,MF)はポゼッションし一度落ち着いた後、今度は見事なパス回しから#36立石(4年,AT)が決める。その後東大はマンツーマンディフェンスに切りかえるも無難に守り、クリアではATがタイミングよくミートし、東大ペースのまま試合は進んだ。しかし2Q終盤、東大はファールを犯しマンダウンとなり、ここで成蹊に初得点を許してしまう。

3Q
東大はディフェンスをZoneに戻すが、開始早々ファールを犯しマンダウンとなる。しかし#2松井(4年,G)の2度にわたる好セーブや#0小林(3年,MF)の速いドロップバックによってこのピンチを免れる。逆に#39林(3年,MF)が1on1からこの日2得点目をあげる。その後、成蹊がポゼンションしタイムアウトをとった際にマンツーマンディフェンスにかえるがまたもファールを犯してしまう。ここで#29井上(3年,DF)がポゼッションを奪いオフェンスコートまで攻めあがり果敢にシュートを放つがセーブされてしまう。反対にまだ続くマンダウンの状態で成蹊に2点目を決められる。東大は再びZoneディフェンスに戻すと #2松井(4年,G)のパスカットなどでポゼッションを着々と奪う。終盤、エキストラや#0小林(3年,MF)によるクリアからのファーストブレイクなどチャンスは作るがゴールをあげることはできずに3Qを終える。


4Q
4Q序盤2度あったエキストラのチャンスも東大は活かすことができない。しかし#31北見(3年,AT)が1on1から豪快にシュートを決める。その後もエキストラのチャンスが巡ってくるがまたも決めることができない。逆に東大のディフェンスがファールを犯しマンダウンとなってしまう。なんとかピンチを逃れたかと思われたマンダウン解除寸前、またファールを犯してしまいさらにマンダウンが続き、今度は成蹊に失点を許してしまう。しかしここで成蹊の選手がクロスを投げてファールを取られ東大のエキストラとなり、またも#31北見(3年,AT)が得点をあげる。続くフェイスオフは成蹊に奪われるもののここで試合終了となる。



written by Yusuke Seto