1Q
プレーオフ進出へ向けて決して負けられないこの試合、先制点をとったのは東
大。立ち上がりのセットオフェンスで上げた得点だった。その後は両チームオ
フェンスをしては相手のブレイクという流れが続く。1Q11分15分に千葉が
得点すれば17分19分には東大が得点し逆転する等、ポゼッションの移り変わ
りが激しい展開で1Qが終わる。
2Q
2Qに入り東大が流れに乗る。立ち上がりから長いオフェンスをし、2分4分と
立て続けに得点し差を三点にする。しかしその後東大は攻めるが決め手に欠き徐
々に流れが千葉に流れる。そして11分13分とブレイク、エキストラで千葉が
得点しその差は1点に。しかし千葉も同点、逆転するには至らず、5−4東大
リードでハーフを迎える。
3Q
3Q始まりのホイッスルと共にクリア合戦が幕を開ける。オフェンスをしてはポ
ゼッションを奪われ、の流れを繰り返す。守っては相手のボールを落とし必死に
グランボーを拾いブレイクを作りひたすら攻める両チーム。しかしゴールを奪う
ことは出来ない。均衡が破れたのは11分。得点をしたのは千葉。一瞬出来た東
大DFのスキをついての得点だった。そこから千葉の長い長い長いオフェンスが
始まる。東大は持ち前の強固なディフェンスの実力を発揮し守るがクリアは成功
せず、成功したクリア後もボールはすぐ戻ってくる。永遠とも思える千葉のオ
フェンスを東大はここ一番の集中力で耐えしのぎ千葉に逆転を許すことなくボー
ルをオフェンスに託す。するとそこから東大が千葉のディフェンスを崩し、つい
に18分に得点し勝ち越しに成功する。その後東大はブレイクで惜しいシーンを
作るなど最高の流れで3Qを終えた。
4Q
しかしクオーター間に流れは千葉のものとなっていた。立ち上がりのFOからブレ
イクを作り得点。同点とすると5分には千葉の#22が一人で切り込みショッ
ト、これが東大ゴールネットを揺らし残り時間15分にして千葉がついに待ち望
んだリードを奪う。しかしその後は東大も千葉に追加点を許さず最小失点差のま
ま試合はいよいよ終盤へ。オフェンスをしてはディフェンスの流れを繰り返す中
で今度は東大が徐々に千葉オフェンスを封じ込めディフェンスを崩すようにな
る。そして迎えた13分東大AT#31北見選手がゴール裏1ON1から体を強くひ
ねりショット。ボールは千葉大のゴーリーの脇の下をすり抜けゴールへ。同点。
試合を振り出しに戻す。そしてその流れのまま16分、東大AT#20大岡選手が
ゴール裏から駆け抜けながらショット。これが見事千葉大ゴールに突き刺さり逆
転。残り4分。東大はキープに入り千葉大も必死に落とそうとするが点を奪うだ
けの力は残されておらずそのまま試合終了のホイッスル。東大が見事プレーオフ
進出をBブロック一位通過で決めた。
written by Shigekazu Hidaka