[東京大学 vs 法政大学]
関東学生ラクロスリーグ戦 1部Aブロック 第5戦
10月16日(土) 東京大学検見川運動場 12時10分 FACE OFF

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大学  3  1  2  6  12
法政大学  0  2  0  2  4

得点者:
飯塚洋史 [#13 MF] 1
瀬戸祐介 [#14 MF] 3
鈴木悠太 [#21 AT] 3
箕輪佑介 [#30 AT] 1
北見啓 [#31 AT] 3
平木博道 [#85 MF] 1


三年連続FINAL4への進出には15点差で勝つことが求められるリーグ戦最終戦。こんなところでは立ち止まっていられないBlue Bullets。100人を超える応援団を背に運命の試合のホイッスルが鳴った。


1Q
東大はエキストラでの#15矢島のシュートなどで徐々に流れを作っていく。しかし法政の方もBreakからのショットなどで流れを渡さない。お互いに重苦しい雰囲気のまま第1Q前半は一進一退の攻防が繰り広げられる。そんな試合が動いたのは前半10分過ぎ、2年生MF#13飯塚が裏からのフィードを受けてそのままシュート、ゴール。ついに試合が動き始めた。流れに乗り直後のFOに勝った東大は、パスを受けた#14瀬戸が1on1から今シーズン初ゴール。#14瀬戸の勢いは止まらず、#88倉地のセーブから生まれたブレイクでのチャンスを確実にものにしてこの日2点目。3−1とし、ここで第1Q終了。


2Q
前半、クリアミスが重なりなかなかペースに乗ることのできない東大。そんな中法政の#12の1on1、ライド失敗後のクリースショットで連続失点を喫してしまう。しかしシュートをキャッチした#31北見からのフィードを受けた#30箕輪が決め4−2。これで前半は終了となる。

3Q
今日絶好調の#14瀬戸が自陣ゴール前で起こったGBを拾うと敵陣に持ち込み自らシュート。これが決まり今日3点目。この後、長いDF時間となるが#29井上を中心とした堅い守りで相手に思うようなOFをさせない。逆に10分過ぎ、苦しくなった法政OFのパスを#13飯塚がカット、このブレイクチャンスを主将#31北見がきっちりとものにする。その後OF時間が続いたが決めきることができず、その後のMDもしのぎ6−2で最終Qへと入っていく。


4Q
東大、法政ともにシュートを打ち合い試合は活発な入りとなる。まずチャンスをものにしたのはやはりここまでリードを奪っている東大。#30箕輪の裏からのパスを受けた#85平木がゴール右上からの1on1、得意の左のシュートをゴール左上にしっかりと決め追加点。さらに東大はFOからブレイクを作り#21鈴木が得点。目標とする15点差に向けて一歩一歩前進していく。この東大の気迫に圧倒されたのか法政がファール、エキストラのチャンスを#31北見がゴール左上に決めこの5分間で3得点。俄然目標が現実見を帯びてきて盛り上がる、ベンチと応援席。しかしまたしても14分過ぎ法政#12に決められ10−3。ここで東大はタイムアウトをとり最後の5分にすべてをかける。15分すぎ北見からのパスを受けた#21鈴木がカムアラウンドからゴール。さらにその直後のFOで#39林が圧倒的な強さでブレイクをつくり#31北見、#21鈴木と渡りFOからのブレイクでの今日2点目のゴール。しかし法政も1点を返す。時間は刻一刻と過ぎていく。そして無情にもタイムアップのホイッスルが検見川グランドに鳴り響く。12−4。Blue Bulletsの2004年シーズンは志半ばで終わった。


written by Ken Otani