[東京大学 vs 東海大学]
関東学生ラクロスリーグ戦 1部Bブロック 第2戦
8月31日(水) 駒沢第二競技場グラウンド 11時40分 FACE OFF

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大学  6  3  2  1  12
東海大学  2  1  2  1  6

得点者:
原健太郎 [#8 MF] 1
山本雄樹 [#10 MF] 1
飯塚洋史 [#13 MF] 1
矢島義拡 [#15 MF] 1
大岡雅和 [#20 AT] 2
箕輪祐介 [#30 AT] 2
岩田政大 [#33 AT] 1
藤田篤 [#45 AT] 2
日高重和 [#54 AT] 1


昨年度因縁の開幕戦が行われた駒沢第二競技場。今年も昨年同様、どんよりとした天気で行われることとなった。今年はどんな戦いを見せてくれるのか、青き弾丸blue bulletsの第二戦東海大学戦が始まった。



1Q
FirstFOは東大。相手のZONEDFに対し攻めあぐね、パスミス。それに乗じる形で東海がボールを保持し、左上から対角へのフィードがきれいに決まり、0対1。先取点が東海にもたらされた。しかしこんなことでは全く動じないのが今年の東大。FOをイリプロでもらうとすかさず20大岡→15副将矢島へとパスが回り、最後は30主将箕輪が冷静に叩き込む。1対1。次のFOも取り、20大岡からのフィードを33岩田がきちんとねじ込み、あっさり逆転。1対2。その後1点目と同様の形で決められ、2対2となるが、すぐに15矢島が豪快にミドルを打ち、ゴールを揺らす。3対2。残り8分。はらはらとしたシーソーゲームになるかと思われたが、44鈴木率いる強固なDF陣に支えられ、ここからは東大のショータイムとなる。20大岡が裏からの1ON1。対面を置き去りにして、ねじ込む。4対2。その4分後、全く同じ映像が駒二に届けられ、5対2。終了間際には56浅井のナイスクリアから、22江上→33岩田→8原へと華麗なゴール。6対2。1Q申し分ない点差で終える。


2Q
FO、10山本がブレークを作り出す。45藤田→20大岡→30箕輪と美しいゴールがもたらされる。7対2。その後有効な攻めができない東海は残り15分、OFT.Oをとる。これが効を奏したのか、直後の攻めには失敗するもすぐに取り返し1ON1から決める。7対3。ここで雰囲気の良くない東大はT.O。しばらく膠着するも、2石井が力強く東海ボールを奪うなどし、とうとう残り6分、裏20大岡から左前45藤田へ。大きく振りぬいたロングシュートによりゴール全体が揺れる。8対3。流れが良くなった東大は、その後エキストラのチャンスも得るなどし、攻め続ける。そしてついに残り2分、13飯塚がGBから対面、フラッグダウンを得ながら、スライドをかわしジャンプシュート。ゴーリーオンスティック中段の空間へと吸い込まれる。9対3。流れを完全に掴んだ東大はさらにQ終了間際、32高田がさらにフラッグダウンを起こさせ、2MEN UPのチャンスを得てQを終える。

3Q
2MEN UPから始まった3Q。しかしこのチャンスをものにはできずに、流れは混沌とする。そんな中、残り16分、東大クリア時の焦り気味のパスを東海がカット。そのままランニングジャンプシュートを決め、9対4。次の大事なFOを、10山本率いるFO陣が混戦ながらも逆転勝ちし、ポゼッションを得る。ここでさらにフラッグダウン、エキストラのチャンスを得る。13飯塚のシュートが一瞬入ったかと思われたが、ノーゴール。その後パスミスが続いたことで、ポゼッションを失い、東海のOF。流れを失った東大は、ボールデッドを見計らってT.O。その後22江上の孤軍奮闘とも言えるGBがあるも、流れを引き戻すことはできず、ついに残り5分被弾。9対5。雰囲気の悪い中でのFO。これを8原が見事に拾い、貴重なポゼッションを得る。ここで、45藤田が、シュートセーブされた後、東海ゴーリーのクリアパスをカット。そのままゴーリーとの1ON1へ。10対5。その後も東大が攻め続け、残り90秒、10山本がするするとゴール前へ入り込みスタンシュー。11対5。良い雰囲気で4Qに入る。


4Q
Q始めのFOは東大のものとなるが、8原のシュートは東海ゴーリーのスティックの中へ。ここのOFでなんとかして突破口を開きたい東海。ゆっくりと攻める。しかしここでゆっくりさせないのが東大DF。ゴール裏でのGBを44鈴木が芸術的ともいえるスクープで確保し、自らクリア。ここからしばらく東大のOFが続くが、東海シュートセーブからのクリア時にうまくT.O。流れの寄せ合い、軍配は東海に上がった。直後のOFで、東大DFの一瞬の隙をつきゴール。11対6。ここで勢いを持っていかれたくない東大。ベンチ、応援席から力をもらい、ここからは一進一退の攻防になる。東大DFは要所で12水谷、56浅井がクリアで魅せ得点を許さない。そして終了間際の残り1分、10山本からのフィードを上手く受けた54日高が、倒れながらも気合で押し込む。12対6。最後意地を見せたい東海はフィードからシュートを打ち、ゴールネットが揺れる。しかしこれはゴール横。その後ゴール横からFO。GB。ボールが大きく宙に舞い、落下。そして、3回大きい笛。駒沢第2に歓喜の声が渦巻く。試合終了。夏のリーグ、大事な2戦目を12対6、快勝という形で終えることになった。



written by Hiroshi Tabayashi