[東京大学 vs 法政大学]
関東学生ラクロスリーグ戦 1部Bブロック 第4戦
10月15日(土) 駒沢公園補助グラウンド 16時50分 FACE OFF

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大学  2  1  2  2  7
法政大学  1  1  3  1  6

得点者:
橋本卓郎 [#5 MF] 2
山本雄樹 [#10 MF] 1
矢島義弘 [#13 MF] 1
江上大地 [#22 MF] 1
箕輪佑介 [#30 AT] 1
藤田篤 [#45 AT] 1


東大ベンチの向かい側には応援部が駆けつけ、現役・OBを含めた大応援団が陣取って いる。一年生をはじめとした地響きのような声援が空間を包むなか選手達がグラウン ドに散ってゆく。


1Q
開始のフェイスオフを#10山本が拾うも法政が取り返し、東大まずはDF。法政#7が ゴール前まで持ち込むもパスカットしG#12水谷がボールを確保。#44鈴木、#5橋本と ボールを運び確実にクリアする。ここで法政は#20大岡をシャットする。東大は1stOF で慎重にボールをコントロールする。一旦ポゼッションを失うが#10山本がカバーし #45藤田が繋いで#13飯塚がシュートを放つが惜しくもセーブされる。その後ゴール裏 #30箕輪のフィードからクリースで#45藤田がシュートを放つが決まらず。逆に法政 ボールとなる。東大は安定したDFでシュートを#12水谷が防ぐが上手くクリアでき ず、法政のOFが続く。ここで東大は#56浅井のスライドによりポゼッションを奪いOF に繋げる。ボールを失いそうになるが#2石井がカバーし東大OFが続く。#45藤田の裏 からのフィードを受けた#30箕輪のショットなど惜しいプレーがあるが点は決まら ず。逆にオフィシャルタイムアウト明けに法政にクリアされてしまう。ここで東大が イリーガルプロシージャーを犯し30秒のマンダウン。法政はこのチャンスを逃さず先 制点を叩き込む。試合開始10分で1−0。法政リード。続くフェイスオフも法政が勝ち 東大にとっては嫌な流れとなる。東大はクリア時のパスミスなどで、なかなか攻めら れない。なんとか流れを持ってきたい東大は#12水谷のセーブから#16中村が俊足を生 かしてOFコートにボールを運んだところでタイムアウトを取る。タイムアウト明けの 1stプレーで#10山本の豪快なジャンピングシュートが決まり、1Q残り5分で1−1の同 点に追いつく。続くフェイスオフを#13飯塚が拾いシュートを放つ。惜しくも外れる が東大OFが続く。しかしパスミスでポゼッションを失い、法政OFとなる。ここで#44 鈴木の攻撃的DFでボールを奪い#56浅井、#15矢島と繋ぎ#45藤田のシュートを演出。 これは惜しくも外れるがここで#20大岡がボールをカバー。どよめきが起こる。更に 1Q残りわすか、#22江上の1on1から#45藤田がボールを受け#30箕輪がクリースシュー トを決める。2−1となったところで1Q終了。

2Q
始めのフェイスオフで法政がイリプロを犯し東大ボール。しかしパスカットされ法政 ボールに。しかしまたすぐさま#44鈴木がパスカットし駆け上がる。#30箕輪から#20 大岡にボールが渡る。この後目まぐるしくポゼッションが移り変わるが#15矢島が驚 異的なボールキープで魅せ東大ボールに落ち着く。その後東大はなかなかシュートま で持っていけず法政にクリアされるが#44鈴木#56浅井が堅く守り均衡状態が続く。東 大のオフェンス中に法政のファールでフラッグダウン、エキストラのチャンスを得る がストーリングによりポゼッションを失う。クリア後に法政がタイムアウト。いきな り法政#7の強烈なシュートがあるが#12水谷がセーブ。#44鈴木が自らクリアし東大タ イムアウト。しかしパスミスでポゼッションを失う。また東大はDFとなるが#32高田 の1on1でボールを落とし#44鈴木がクリア。#45藤田のシュートのチェイスを取られ法 政OFとなるものの#12水谷がセーブし弾いたボールを#22江上がカバーし#15矢島へと ボールが渡りクリア。しかしキープできずポゼッションを失う。ここから法政のOFが 続くが東大は堅く守って得点を許さない。#2石井が1on1でボールを落とし、こぼれた ところを#20大岡がカバー。東大は慎重にボールを回し#13飯塚の惜しいシュートを放 つ。続くプレーで#5橋本が1on1で切れ込みシュートを決める。前半残り1分で3−1。 ここで法政タイムアウト。続くフェイスオフを法政が取り、#7がコート中央でボール を受ける。そのままゴール前まで一人で運び倒れ込みながらシュートを決める。残り わずかで3−2となる。フェイスオフの途中でハーフとなる。

3Q
フェイスオフは法政。決定的なチャンスは作らせないが法政OFが続くなか、開始2分 半ついに法政#7のシュートが東大ゴールに突き刺さり3−3の同点となる。更にフェイ スオフを法政が取る。嫌な流れになりかけたが#57森が1on1でボールを落とし#8原が カバー。駆け上がってクリアする。慌てずに攻めたいがパスミスでポゼッションを失 い法政OFとなる。法政もパスミスを犯し東大ボール。ここで#45藤田がファールを受 け東大1分間のエキストラとなる。しかし東大はこのチャンスを生かせない。逆に法 政#7にゴールを許してしまう。ゲーム開始以来再び法政が4−3とリードする。次の フェイスオフも法政が取り攻め続ける。一瞬の隙を突きこぼれ球を#44鈴木がクリ ア。慎重にボールを回し#8原がシュートを放つ。続くオフェンスで#22江上が中に切 れ込んで起死回生の同点弾を決め4−4とする。残り6分。続くフェイスオフはまたし ても法政が確保。カムアラウンドシュートなどがあるが#12水谷を中心に堅く守る。 逆に東大は#10山本がパスカットし自らクリア。フラッグダウンを得てエキストラと なる。ここで#20大岡のトップからのシュートをGが弾いたところに#5橋本が詰めて執 念のゴール。残り3分弱で再び5−4と逆転に成功する。次のフェイスオフも法政。 じっくりとしたパス回しからシュートを立て続けに撃つが東大は耐え続ける。#22江 上が上手くGBを拾ってクリアするもボールを取り返されてしまう。残り1分を切った ところで法政#9に振り向きざまのシュートを決められ5−5の同点に追いつかれる。次 のフェイスオフ中に法政の遅延行為があったところで3Q終了。

4Q
開始のフェイスオフで東大のファールがあり法政のOF。ここで東大はスラッシングを 犯してしまい1分間のマンダウン。法政のパスミスに助けられたかと思ったところで カバーされクリースでフリーで点を決められる。試合時間残り18分で6−5の法政リー ド。この試合4回目の逆転。続くフェイスオフも法政が取る。しかし東大は#12水谷の セーブから#56浅井#13飯塚と繋ぎOFにつなげる。#5橋本のシュートなどがあるが法政 Gがカバーする。逆に東大はマンダウンのピンチを迎える。ここで#2石井がパスカッ トし、再び東大OF。何としても点が欲しい東大はここでタイムアウトを取る。残り15 分。タイムアウトが明け、#20大岡#45藤田の1on1 で攻めようとするが法政DFを崩し きれない。#20大岡がDFに囲まれ倒れ込みながらもキープし#15矢島にボールが渡る。 #15矢島はそのままDFの間を潜り抜けシュートを叩き込む。6−6。残り14分。続く フェイスオフはまたしても法政。強烈なシュートを連続して放つが東大DFは堅い。逆 に#12水谷のセーブ後#22江上が飛び出してファーストブレイク。ボールを受けた#45 藤田がゴールに流し込み東大が7−6とリードする。大雨のした会場全体が湧き上が る。勢いに乗る東大は続くフェイスオフを#15矢島が拾う。#8原が粘り強い1on1から シュートを撃つがセーブされる。しかし自ら取り返し東大OFが続く。残り10分。応援 の声も大きくなる。しかしストーリングで法政ボール。法政タイムアウト。ここから 法政の連続した攻撃が続く。東大は堅く守り失点はしない。#16中村の俊足クリアで 東大OFとなる。残り7分。ゴール右側のコートの端でボールを持った#20大岡が法政DF を振り切りシュートを決めたかに見えたがクリースヴァイオレーションとの判定で得 点は7−6のまま。法政がクリアするもパスミスで東大ボール。#15矢島がフラッグダ ウンを得る。#20大岡から#54日高へのパスは惜しくも通らない。残り5分で東大1分間 のエキストラ。ここでは得点できなかったが東大ボールのままタイムアウトを取る。 #20大岡を基点に攻めようとするが上手くOFが回らない。残り3分弱。法政がポゼッ ションを奪い返し東大はDFの時間帯になる。タイムアウトを経て法政の長い攻撃が続 くが東大はDF全員が一体となり守り続ける。残り1分を切る。ボールがこぼれたとこ ろを#10山本が拾いそのまま駆け上がってクリア。#20大岡が繋ぎ#15矢島にボールが 渡る。長い沈黙の後、試合終了を告げるホイッスルが響く。東大の応援席が歓喜に包 まれる。



written by Kouya Saito