関東学生ラクロスリーグ戦 1部Bブロック 第3戦
[横浜国立大学 vs 東京大学]
9月30日(土) @東洋大学グラウンド 9時30分 FACE OFF
 1Q  2Q  3Q  4Q TOTAL
横浜国立大学/ HOME  1  1  1  2  5
東京大学/AWAY  4  4  4  4  16

得点者:
#6 吉江 直人 [MF] 2
#9 原 健太郎 [AT] 7
#13 飯塚 洋史 [MF] 1
#20 日高 重和 [AT] 4
#26 伊丹 孝光 [MF] 1
#45 藤田 篤 [AT] 1

日本一を目標に掲げ、2戦順調に勝ち進んできた東大に対し、今年1部リーグ初参戦の横国がどう戦うか期待される一戦だった。


1Q、開始5分、ストーリングの警告を受けながらも、東大#6吉江が左前から豪快にスタンディングシュートを決め、先制する。ゾーンDFをしいて対抗する横国であったが、東大#13飯塚がゴーリーの死角へシュートを決め、2−0。その後の横国のEMOを#32高田がパスカットし、東大の流れのままEMOを迎える。しかし、ここでキャッチミスでボールを失うと、その隙をついた横国が得点し、流れを呼び込む。その流れで2MENUPのチャンスを得た横国だったが、ここで#2石井率いる東大DF陣が踏ん張り得点機を失うと、その後は東大が圧倒し、#20日高、#9原(健)が個人技で追加点を重ねQを終える。4−1。


2Q、開始すぐ原(健)が決めると、直後日高が相手のクロスにシュートが当たり、軌道が変わるラッキーな形で得点を追加する。横国の反撃はその5分後。やや厳しい判定によって連続EMOが起き、これをものにする。6−2。失点直後、流れの傾きかけた中での東大のシュート。外れたところを原(健)が必死のチェースで流れを呼び起こす。そして残りの10分間、原(健)の一人舞台。対面を無力化する1ON1から2点を追加し、このQを終える。8−2。



3Q、原(健)の舞台は終わらない。開始5分でこの日4度目となる得点。9−2。流れを持ってきた東大は2年生#75坂井がゴールに迫るなど、攻め続ける。途中MDDで失点するも、日高、#26伊丹、原(健)が得点し、12−3。


4Q、横国のイリーガルクロスにより3分間のEMOを得た東大は序盤に一気呵成。日高が相手DFのポジショニングのずれを見逃さずスタンディングシュート、5本のパスをテンポ良く繋ぎ、#45藤田が。そしてDFコートのGBからブレーク、#10山本から藤田、原(健)とダイレクトで繋がって得点。15−3。残り12分では藤田から原(健)へ、ゴール前のDF3人の横をすり抜けるパスが通り、原(健)がこの日7点目。試合終了までに、横国がEMOを生かし2点を追加するも、反撃はここまで。最終的には16−5で試合終了となった。

#2石井 秀彦(Hidehiko Ishii)

この試合では、「危ない!」と思ったときにどこからともなく現れ チームのピンチを救ってくれた。 個人技術の高さは言及するまでもないが、石井の雰囲気を特に頼もしく思う。 決めたら、やる。その姿勢で、どこまでも行ってほしい。



#6吉江 直人(Naoto Yoshie)

この試合2得点。その他にも随所で活躍する姿が見えた。 ラクロスがうまい!というわけではない彼の魅力は、 他人からの叱咤激励に耳を傾けることができる姿勢にあると思う。 少しずつ実力と呼べるものがついてきた。まだまだここからだ。





#9原 健太郎(Kentaro Hara)

この試合7得点。東大OFの斬りこみ隊長的存在。 最近になって、細かいことに真剣に取り組むようになってきていて、 この変化はチームにとても良い影響を与えているように見える。 この部から世界へ旅立って欲しい選手だ。



#32高田 雄貴(Yuki Takada)

怪我でプレーできない期間も淡々とリハビリをこなし、 復帰直後のこの試合で、随所に素晴らしい活躍を見せた。 当たり前のようで、なかなかできないことである。 密かに、彼の豪快なシュート&ゴールを見れる日を待ち望んでいる。





結果としては東大がシュート63本を放ち、攻めきった試合となった。
次節は10月9日の一橋戦となる。


written by Hiroshi Tabayashi