関東学生ラクロスリーグ戦 1部Bブロック 第1戦
[東京大学 vs 東京理科大学]
8月23日(木) @駒沢第二球技場 13時30分 FACE OFF
 1Q  2Q  3Q  4Q TOTAL
東京大学/ HOME  3  6  6  8  23
東京理科大学/AWAY  3  1  0  0  4

得点者:
#0 原 俊太郎 [MF] 3
#5 中島 穣 [MF] 1
#9 原 健太郎 [AT] 5
#11 中村 裕之 [MF] 1
#24 四宮 拓真 [MF] 2
#26 伊丹 孝光 [MF] 3
#31 菊池 芳朋 [AT] 2
#45 藤田 篤 [AT] 3
#75 坂井 宏成 [MF] 3

雨上がりの蒸し暑さと、観客席の熱気が入り混じった駒沢第二球場。
2年連続して思わぬ苦戦を強いられている理科大に対し、07 BLUE BULLETSはどういった戦いを魅せるのか。


1Q
First FOは#24四宮が勝ち、東大のOFから始まる。対する理科大DFは、ゴール裏にチェイス要員を置く変則Zone。この戦術に見事にはまってしまう。最初のシュートでチェイスをとられると、そのままbreakで失点を許してしまう。東大のOFが続くも、またもやチェイスでポゼッションを得た理科大が、ATの1on1より得点を決め0-2。東大OFは何本もシュートを放つも、チェイスやG saveでポゼッションを失う。理科大のペースとなってもおかしくない状況であったが、#9原(健)を中心としたライドや、理科大のミスもあり持ちこたえる。ここで反撃の口火を切ったのは#26伊丹であった。右前よりスタンディングシュートを決め、1点を返すと、#9原(健)もDFをかわし芸術的なシュートを決め同点。再び理科大に失点を許すも、すぐに#26伊丹がシュートをねじ込み同点とする。

2Q
開始直後にATの1on1より失点。リードを許してしまう。#75坂井のスタンディングシュートで同点に追いつくも、理科大OFは続く。しかし、DF#19大胡、G#88吉川を中心としたDF陣はもう失点を許すことはなかった。OFもリズムを掴み、テンポよくパスを回しゴールを狙う。#9原(健)、#0原(俊)、#75坂井がシュートを決め、再びリードする。そして、試合の流れを決定付けたのは、主将#45藤田であった。2連続でトップよりシュートを叩き込み、最高の雰囲気でハーフを迎えた。



3Q
流れを完全に掴んだ東大は、#24四宮、#5中島のスタンディングシュートや、#31菊池、#11中村(裕)のクリースショット、ライドから#45藤田が決め、途切れることなく点を取り続ける。数少ない理科大のOFも、G#88吉川のセーブや、DF#53本田の1on1DFで攻め入る隙を与えない。15-4と差を広げる。

4Q
最初のFOで#24四宮がFBを創りだし、#9原(健)が確実に決める。なおも攻め続ける東大は、#9原(健)、#0原(俊)、#26伊丹、再度#0原(俊)と得点を重ね、20-4とする。理科大は2 men upと一矢報いる機会を得るも、DF#1光部のパスカットからMF#17伊部が3人を抜いてクリアを決め、得点に結びつけることができない。東大はブレイクなどから得点を重ね、試合終了。終わってみれば、控えメンバーも多く出場し、シュート67本を放ち、23-4という大差での勝利となった。

#9 原 健太郎(Kentaro Hara)

4年AT。U-23関東選抜。2006関東学生リーグベストテン選出。この試合の23得点は、AT長としてチームを支えてきた成果の表れであるといえるだろう。自らもチームトップの5得点をたたき出す。また、ライドでも豊富な運動量でチームを盛立て、DF機会を減らし大量得点のお膳立てをした。



#24 四宮 拓真(Takuma Shinomiya)

4年MF。この試合、高いFO支配率を誇り、またFBを創り出すなど、試合を通じて東大に流れを創りだした。自身も2得点を決めている。また、チームの雰囲気作りにも一役買っており、その面でも東大に流れを創っている。





#75 坂井 宏成(Hironari Sakai)

3年MF。この試合は得意なスタンディングシュートで3点を決める活躍を見せる。昨年度は2年生でAチームに入るも出場機会に恵まれなかったが、今年はエキストラメンバーに選ばれるなどプレー面でも、また三年副将として運営面でもチームを引っ張っている。



Written by Yusuke Sakamoto