関東学生ラクロスリーグ戦 1部Bブロック 第2戦
[東京大学 vs 明治大学]
8月23日(木) @武蔵大学朝霞G 11時40分 FACE OFF
 1Q  2Q  3Q  4Q TOTAL
東京大学/ HOME  4  2  2  4  12
明治大学/AWAY  1  2  1  3  7

得点者:
#6 吉江 直人 [MF] 2
#9 原 健太郎 [AT] 2
#71 伊部 智信 [MF] 1
#19 大胡 賢一 [DF] 1
#26 伊丹 孝光 [MF] 2
#45 藤田 篤 [AT] 1
#75 坂井 宏成 [MF] 3

勝って日本一への弾みをつけたい第2戦。
相手は、この試合に負けるとFINAL4進出の可能性が低くなってしまう明治大学。MF#44松下、AT#15本多のU21日本代表を中心としたチームに、どういった戦いを見せるのか。


1Q
#24四宮がFOを取り、東大のOFから試合が始まる。テンポよくパスを回し積極的にゴールを狙っていく。Gセーブよりブレイクを作られるも、明治のミスにより逆にブレイクを作る。G→MF→ATとボールが回り、クリースへDF#19大胡がカットイン。落ち着いてこれを決め、東大が先制する。なおも攻め続ける東大は、AT#9原(健)が対面を抜き去ると、豪快なジャンプシュートを決め2-0。しかし今度は、明治のOFが続く。MDDで失点し、MF#44の1on1やフィードより危ない場面を作られる。この嫌な流れを断ち切ったのはAT#9原(健)であった。ようやく東大OFとなったところで、すかさず得点を決める。MF#75坂井もこれに続き、4-1とリードする。

2Q
 両チーム互いに譲らず、一進一退の攻防が続く。クリア後やライドからブレイクを何度も作り出すも、決定的な場面でシュートを決めれない。この膠着状況を打開したのは、MF#6吉江であった。1on1DFより競りながらGBを拾うと、そのまま敵陣へと攻め入る。ぬるっとDFをかわして左の横シューを決める。すぐに明治#44に1点を返されるも、応援席は再び吉江のプレーに沸くこととなる。ゴール左上のAT#9原(健)より、クリースの吉江へとフィードが出る。もらいざま上体を反転させシュート。ゴールネットが揺れ、6-2。その後も一方的に攻め続けるも、シュートが入らない。逆にQ終了間際に、またもや明治#44にランシューを決められ、6-3でハーフを迎える。



3Q
 明治の勢いに押されてか、少しずつDFの時間が長くなっていく。だが、DF#19大胡を中心とした組織的なDFとG#8木名瀬の好セーブの好セーブもあり、マンダウンでの1失点にとどめる。一方OFは、木名瀬の好セーブからのブレイクをAT#45藤田が落ち着いて決め、またMF#75坂井も本日2点目を叩きだし、8-4でQを終える。

4Q
最終QとなってもOFは攻める手を緩めない。1on1からMF#26伊丹が、ブレイクで2年MF#17伊部が、ATの2on2でDFが崩れたところをMF#75坂井が、それぞれ得点を決める。しかし、明治の勝利への執念も強かった。ミスも手伝い3点を返される。だが反撃もここまでだった。ゴール前でのGBを#26伊丹が押し込み、明治に止めを刺した。スコアが12-7で東大の勝利となった。

#8 木名瀬 邦彦 (Kunihiko Kinase)

3年G。U-21日本代表。この試合、彼の好セーブがDF時のピンチを幾度と凌ぎ、相手に流れを渡さなかった。普段は寡黙な性格であるが、フィールドに立つとそこからは想像できないほどの熱い闘志を見せる。



#6 吉江 直人 (Naoto Yoshie)

副将。4年MF。最近OF面で飛躍的進歩を遂げ、この試合でも2得点を挙げている。何かと当たり前とされていることに疑問を感じることができ、そのため自身の悩みや人との葛藤も多いが、確実に東大の進歩へと結びついている。





Written by Yusuke Sakamoto