関東学生ラクロスリーグ戦 1部Bブロック 第1戦
[東京大学 vs 成蹊大学]
8月22日(金) @駒沢第二球技場 13時30分 Face Off
 1Q  2Q  3Q  4Q TOTAL
東京大学/ HOME  1  4  2  1  8
成蹊大学/AWAY  2  1  3  0  6

得点者:
#4 小原 啓二郎[MF]1
#5 中島 穰[MF]2
#29 田畑 活水[AT]2
#30 織田 健太朗[AT]2
#75 坂井 宏成[MF]1

少し肌寒い曇り空の中、会場の熱気が渦巻く駒沢第二球技場。
リーグ戦初戦は、過去2試合敗北を喫している成蹊大学。
U-21の選手を豊富に備えた相手に対し、どう戦うのか。



1Q
 FOは成蹊が奪取。東大DFは成蹊の早いパス展開に翻弄され、開始早々AT#21に先制点を許してしまう。対する東大OFは相手DFをなかなか切り崩せず、嫌な雰囲気が立ち込める。この流れを断ち切ったのが#4小原だった。#17伊部がFOからブレイクを作ると、その勢いに乗り1on1からシュートを決める。その後、1点を失うものの互角の戦いを見せ、1-2で1Qを終える。

2Q
 成蹊DFは3-3 Zoneをセット。東大はパスミスからボールを失うも、#30織田が激しいライドでボールを奪い返し、がら空きのゴールにシュートをねじ込む。更に成蹊GのスラッシングでEMOを得ると、#5中島が豪快なスタンディングシュートで得点を重ねる。これで勢いづいた東大はさらに2点を重ね、5-3で2Qを終える。



3Q
イリーガルクロスで3分のマンダウンから。東大は開始直後相手のパスミスからボールを奪うと、#29田畑が相手のプレッシャーから抜け出しシュートを決める。このプレーで逆に火がついた成蹊は、高い個人技術と得意のブレイクで立て続けに2点を奪う。東大はその後1点を返すも、直後のFOからのブレイクで簡単に失点しまう。7-6とリードしつつも、嫌な流れのまま3Qを終える。

4Q
 4Qに入っても成蹊の勢いは止まらない。東大は完全に波に呑まれてしまい、OFでミスを連発。またGBでも完全に成蹊に支配され、東大は防戦一方となってしまう。ここで一人気を吐いたのはG #8木名瀬だった。次々と襲い掛かる成蹊のシュートをことごとくセーブし、追加点を許さない。すると、クリアからまたしても#29田畑が駄目押しの点を決める。その後も成蹊は怒涛の攻めを見せるが、東大DF陣が最後まで守りきり、8-6で勝利。FINAL4進出に向け大きな一歩を踏み出した。

#8 木名瀬 邦彦(Kunihiko Kinase)

4年Gにして我がラクロス部の主将。彼の好セーブはこれまで幾度となくチームの窮地を救ってきた。この試合も彼の力なしには勝てなかっただろう。DFの要であると同時に、彼の熱い闘志がチームを奮い立たせている。



#5 中島 穰(Yuzuru Nakajima)

4年MF。彼の豪快なスタンディングシュートは一発でチームを湧き立たせる力を持つ。 この試合も2本のシュートを決め、相手チームの流れを断ち切った。東大MFに欠かせない存在である。





#29 田畑 活水(Katsumi Tabata)

3年AT。チーム一の曲者。今シーズンに入りATとしてさらなる急成長を遂げた。この試合、大事な場面で勝利を決定づける得点を決める。その意味で、彼が今回の勝利の立役者と言えるだろう。



written by Shinji Kondo