関東学生ラクロスリーグ戦 1部Bブロック 第2戦
[東京大学 vs 獨協大学]
9月15日(月) @千葉大学グラウンド 10時00分 Face Off
 1Q  2Q  3Q  4Q TOTAL
東京大学/ HOME  0  5  3  2 10
獨協大学/AWAY  1  0  1  2  4

得点者:
#7  渡慶次 道俊[AT]2
#25 石指 裕章[AT]4
#29 田畑 活水[AT]1
#75 坂井 宏成[MF]2
#30 梅津 翔太[MF]1

成蹊戦に続き、FINAL4へ向けてさらなる一歩を踏み出したい第2戦。
相手は、慶応に大敗しもう負けることが許されない獨協大学。
元U-21のAT#9河合広大を軸としたチームに対し、どのように戦うのか。



1Q
 FOは東大がきっちり奪取。set OFから#5中島がシュートを放つが、惜しくもGにセーブされる。その後、東大は要所でパスミスを重ね、なかなかOFでリズムをつかむことができない。一方、東大DFは#44萬野を中心にしぶとい守りを見せるものの、17分、獨協#20にクリースで決められ先制点を許してしまう。その後も東大はOFで攻めきれず、0-1で1Qを終える。

2Q
 開始直後、#25石指がクリースシュートをきれいに決めて同点に追いつき、東大が勢いに乗る。得意のライドで相手のミスを誘い、完全にボールを支配。獨協は焦りからDFが荒くなり、ファウルを連発する。東大はEMOなどで立て続けに4点を奪い、一気に流れを引き寄せる。東大DFも1Q同様粘り強く守り続け、失点を許さない。2Q終わって5-1と大幅にリードした。



3Q
 3Qになると獨協は落ち着きを取り戻し、東大と互角の戦いをみせる。そして開始10分、東大のパスミスから生じたGBを獨協#9河合が奪い去ると、ゴールに猛然と突っ込み強引にシュートをねじ込む。この気合溢れるプレーで獨協が息を吹き返すかに思われた。
 次のFOは獨協が勝ち取るが、獨協#8のワーディングオフにより東大が奪い返す。すると東大は#7渡慶次がゴール横から力強いシュートで1点を決め、再び獨協の勢いを封じ込める。これで逆に勢いづいた東大は、#5中島から#25石指、#9茂木から#75坂井への絶妙なパスでさらに2点を奪い、8-2とリードを広げて3Qを終える。

4Q
 ラスト20分、このままでは終われない獨協が執念を見せる。開始5分、獨協はライドでボールを奪うと#9河合がゴールに襲い掛かり、1点を返す。その3分後、またしても#9が1on1からダイビングでシュートをねじ込む。しかし、東大が揺らぐことはなかった。その後も獨協は何度もゴールに襲い掛かるが、東大G#8木名瀬が立ちはだかり、追加点を許さない。すると#8木名瀬の好セーブから#31山下がクリアで激走。breakから#29田畑が落ち着いてシュートを決める。焦る獨協はDFで何とかボールを奪おうとするが、逆にファールが重なってしまう。東大はこのチャンスでさらに1点を重ね、そのまま試合終了。10-4で東大が圧勝した。

#11 樋浦 直樹(Naoki Hiura)

2年MF。#17伊部と共に東大FOerチームの柱となっている。この試合でもFO勝率90%と驚異的な数字を叩き出した。誰もが認める努力家で、地道な練習を苦もなくこなす。これも一つの才能かもしれない。



#18 村木 亮(Ryo Muraki)

4年LMF。DF長として東大DFを統括。幅広い視野を持ち、コート内外で選手をサポートしている。この試合でもGBをことごとく拾い、チャンスメイクを演出した。OFと違って目立ちにくくはあるが、彼のプレーはチームの勝利に大きく貢献している。





#25 石指 裕章(Hiroaki Ishizashi)

4年AT。シーズン当初のけがを乗り越え、クリースプレイヤーとして活躍。今ではOFの大事な得点源となっている。その堅実なプレーにより、チームからの絶大なる信頼を勝ち取った。今後も彼の活躍に期待が持てる。



written by Shinji Kondo