関東学生ラクロスリーグ戦 1部Bブロック 第4戦
[東京大学 vs 明治大学]
10月11日(土) @駒沢第一球技場 9時45分 Face Off
 1Q  2Q  3Q  4Q TOTAL
東京大学/ HOME  1  1  4  1  7
明治大学/AWAY  1  2  3  4  10

得点者:
#5  中島 穰[MF]1
#25 石指 裕章[AT]1
#30 織田 健太朗[AT]1
#72 佐久間 宇洋[MF]1
#75 坂井 宏成[MF]1

 FINAL4進出が決まったものの、日本一へ向けてさらなる成長を遂げたい東大。
次の相手は、先日の試合で慶応をあと一歩まで追いつめた明治大学。
学生No.1MFと呼び声の高い#44松下率いるチームに対し、どのような戦いを見せるのか。



1Q
 立ち上がりは落ち着いた展開に。東大はポゼッションを保ちながら相手の出方をうかがう。開始5分、#75坂井が1on1からシュートを決めて先制。東大はいつも通りライドでプレッシャーをかけるが、明治#44松下に簡単にクリアされてしまい、調子がつかめない。逆にスラッシングを犯してMDのピンチを迎えると、#2に決められ同点とされる。その後は両者とも攻め手に欠き、1-1で1Qを終える。

2Q
 FOを明治に奪われるが、パスミスからのGBを#45佐々木が拾ってロングパス。それを#30織田がしっかりとつなぎ、追加点をあげる。その後も東大は相手のミスから決定的なチャンスを作り出すが、得点にはつながらない。逆に東大は明治OFの激しいプレッシャーに耐え切れず、クリースで失点を許す。さらにその3分後、今度はOFのミスから明治にブレイクを作られ逆転。ここで東大は焦りからか随所でパスミスを犯し、本来のOFをすることができない。結局2-3とリードを許したまま前半を折り返し、東大は完全に劣勢に立たされた。



3Q
 相手のイリーガルクロスで3分間のEMOから。ここで東大が息を吹き返す。まずは#75坂井がスタンディングシュートを決めて同点。次のFOを奪うと今度は#25石指がクリースで決め、一気に逆転に成功する。その後明治AT#2に決められるものの、東大の勢いは止まらない。set OFで#75坂井が1on1から、さらに#72佐久間がクリースでそれぞれ得点をあげ、一気に明治を引き離す。しかし、ここで明治が反撃を開始。激しいプレッシャーに東大はミスを重ね、防戦一方の展開に。東大DFも崩れ始め、#3に1on1から決められてしまう。さらに次のFOを奪われると、Q終了間際#15にシュートを決められまたしても同点。東大は嫌な流れを引き摺ったまま4Qを迎えることになる。

4Q
 開始直後、東大はチェックアップミスから明治に簡単に逆転を許してしまう。まさかのミスで東大は完全に浮き足立ち、次のDFでまたしても失点。また、OFでもパスミスで簡単にポゼッションを失い、明治に完全にボールを支配される。東大は勢いに乗った明治に押され、さらにクリースで2点を失う。こうなると試合は完全に明治ペース。その後、#5中島が1on1からシュートを決めるも、意気消沈した東大にもはや反撃する気力は残っていなかった。試合はそのまま7-10で終了。技術面、精神面で多くの課題が浮き彫りとなった試合であった。

#5 中島 穰(Yuzuru Nakajima)

 4年MF。この試合、気迫あふれるプレーでチームを鼓舞し続けた。普段は寡黙な性格だが、試合になると闘志をむき出しにしてゴールに襲い掛かる。今後も厳しい戦いが続くが、間違いなく彼が勝利の原動力となるだろう



STF 岩村 由子(Yuko Iwamura)

 3年STF。チーム運営やデータ分析、OB広報など多くの仕事を一手に引き受け、精力的に活動している。誰よりもチームを愛し、チームのために何ができるかを常に考えるその姿勢により、仲間から多大なる信頼を集めている。




応援団長 峯村 元章(Motoaki Minemura)

1年応援団長。スタンドの応援の指揮をとり、自身も精一杯の大声で選手に声援を送る。この試合でもチームが劣勢に立たされる中、伝統の「情熱コール」で選手を奮い立たせた。 厳しい戦いを強いられる選手にとって、仲間の声援は心の支えである。今後もチームが一体となるような素晴らしい応援を期待したい。



written by Shinji Kondo