4年目の覚悟


MGである私が、Soulを書かせてもらえることを、とても嬉しく思います。

はじめは、
「これまで辛かったけど、頑張って乗り越えて・・・」という感じで書いてみたけれど、
私が伝えたいのは、そんなことじゃない。

この4年間は辛くて長くて、たくさん泣いて
それはたしかに、そうなんだけど、
それと同じくらいたくさん笑ってきたのも、また事実であるし、
過去にどれだけ辛かったかよりも、大事なのは、今だから。


成蹊戦の勝利の瞬間「ここにいられてよかった!!」と思った。
私があの場にいられたのは、たくさんの人の支えがあってこそ。

「もう辞める!!」って何度となく言った。
そのたびに、弱音も愚痴も全部聞いてもらって、
「でも、もうちょっとがんばってみたら」と、背中を押してもらって、

「やってられないよ。」とふてくされる私の前には、
いつだってがむしゃらに走り続ける選手の姿があって、

「他人のためじゃない、自分のためにやるんだ」という同期MGの覚悟に動かされて、
今があります。
決して、一人で乗り越えてきたんじゃない。

「私がここにいて何になるの?」ではなく「私がやらなきゃ。」と、
「私は、このチームのMGであることに誇りを持っています。」と、今は言える。
そう言わせてくれたすべての人たちに、感謝。

そして、素直に感謝できるのは、
自分が4年前とは、大きく変わったから。

勉強しかしてこなくて、自分の殻にこもっていた私が、
グラウンドで大声張り上げて、80人の選手を動かして(今でも少し勇気がいるけど)、
「仲間」だとか「情熱」だとか口にしてるなんて、
過去の私を知る人には、絶対想像できないだろう。

でも、今の自分のほうが断然好き。


あの歓喜を味わわせてくれた人たちから、
自分を変えてくれた人たちから、
もらったものは、ちゃんと返したい。

最後の1年、できる努力は、全部する。


MG 小熊 みどり