自信



法政戦は4Qの途中まで6-8で負けていて、「負け」が頭を駆け巡っていた。


何とかしないといけない、この状況を打開するのはおれだ、と思って


おれなら決められる
おれにパスをよこせ
ボール持ったら自分でゴールに向かおう
おれに勝負させてくれ


頭の中はそんなことでいっぱいだった。


もっと落ち着いて余裕を持てたら良かった、という個人的な反省はあるけれど、
果たして「おれに任せろ」と思って、勝負をかけられた人はどれだけいるのかな。



ここ一番の、勝負のかかる場面で、
勝負を任せられる人、任せられない人って分かれる。


勝負を任せられる人が増えないと、これからは勝てない。


自分がチームの勝敗に責任を持つ、という気持ちで闘ってきたから
おれは自分を信じて、託された勝負に全力で挑む。



いよいよ次の相手は慶應大学。

これまでのどの試合よりも、勝負のかかる場面での勝ち負けの重みが違う。

勝負は常に一瞬で、迷いなんて持っていたら、間違いなく負ける。



「自分」を信じて、「チーム」を信じて、自信を持って、闘えるか、が大事で、
それはプレーに大きく影響する。


ひとつのパス
ひとつのGB
ひとつのクリア
ひとつの1on1
ひとつのシュート


普段ならなんてこともないことに妙に緊張したり、びびったりしてしまうかもしれない。



自信のない人は勝負できずに試合が終わるよ
自分の良さを出せずに試合が終わるよ


自分にチームに自信を持とう。
おれは持ってる。


もし、自分に自信がないなら自分で付ければいいんだ。


はったりの自信でいいんだ。
はったりかましてみろよ。

いつか本物の自信になるんだから。



ぎりぎりの勝負を楽しむために、ここにいるんだ。


慶應に勝つぞ。

激闘。



2011.09.17

2011年度MF長
24期 MF #4 牧野 賢