真に楽しむ
俺は小学生のときからずっとスポーツをやってきたが、
根底にある考えとして楽しんでなんぼっていうものがあった。
自分が楽しめれば満足、楽しめなかったらよくなかったなと感じてきた。
ときにチームが勝てなかったとしても、
自分がいいプレーができていい気持ちになれたときは満足していた。
周りからは、もっと勝ちにこだわって悔しがれよって
思われてるかもしれないということはわかっていたけれど、
自分のスタンスを変えることはなかった。
しかし、最近になってようやく、自分はただ逃げていただけの卑怯ものだったことに気づいてきた。
勝つことのすばらしさに憧れていながら、
それに責任を持つことを怖がっていたのだ。
楽しむことを言い訳にそこをごまかしていた。
自分が勝つことに楽しさを全く見出ださない人であるなら、それでもいいと思う。
でも、誰でもそうだと思うが、実際は真逆だ。
高校野球とか見てても優勝したらくそ気持ちいいんだろうなって感じながら見るし、
そして何よりこの部に入ったのも日本一を目指しているって聞いてすごいわくわくしたからである。
だったら、勝ちにこだわって行動する以外に選択肢はない。
チームの勝利に責任を負えるように。
そして最高に楽しみたい。
楽しむために絶対勝つ。
もう自分に嘘はつかない。
2011.08.21
2011年度3年副将
25期 MF #42 中村 佑