勝者と敗者



勝者はミスを犯した場合、自分が間違ったという。
敗者は自分の失敗ではないという。

勝者は激しく動き、そしてもっと動こうとする。
敗者は必要なことをするのさえ、大変忙しいという。

勝者は困難な問題に立ち向かい、克服する。
敗者はそれをさけて通る。そして問題は依然として残されている。

勝者は実行する。
敗者は約束する。

勝者はうまくいったときでも、自分はもっとできるはずだと考える。
敗者はいつも他人と比較して、悪くないと考える。

勝者は優れた人々を尊敬し、それらの人々からいいものを学ぼうとする。
敗者は優れた人々をねたみ、それらの人々のあら探しをする。

勝者は自分の仕事を果たし、さらにそれ以上の責任を果たそうとする。
敗者は自分のする仕事はこれだけだと考えている。

勝者はいつもよりよい方法があるはずだと考えている。
敗者はこれだけが最良の方法だと考えている。


小さいころから家の壁に貼ってあった言葉だ。
毎日見ているうちに、勝者であることが僕の目標になった。
僕が徹してきたもの。

このチームには、勝者が多い。
もっとうまくなるために、もっといいチームにするために、学生日本一になるために。
常にさらなる高みを目指して行動している人たちばかりだ。尊敬できる人たちばかり。
本当にそう思う。


11月3日のFINAL4が終わった時には、勝ったチームと負けたチームがいる。
天と地の差があるんだろうな。

勝者が必ずしも勝つとは限らない。
それでも、勝者が多いチームが勝つ。それは、東大だ。
だから、勝つ。

確かに慶應は強い。
それでも、このチームでする今のラクロスなら勝てると心の底から信じられる。
だから、勝つ。

FINAL4で勝てば、あと1週間このチームが続く。
たった1週間、練習にすればたった4回。
それでも、たった1週間、たった4回の練習が本当に欲しい。
だから、勝ちたい。

不安はない。
絶対勝つ。




2012.10.31

2012年度 OFleader

26期 AT #26
 出戸康貴