「勝つうれしさと、負ける悔しさ」
5月15日〜17日、ルネッサンスオープンに行ってきた。
東大は今年も例年と同じく東大A、東大Bの2チームで参加したが、昨年度とは異なり、2チームをほぼ均等に分けて大会に臨んだ。
結果は東大Aがターム優勝、東大Bは予選敗退。どちらも本気で優勝を目指して戦ったので、Aの選手には非常にうれしい結果であっただろうし、Bの選手にとってはとても悔しい結果となった。僕は東大Bの一員だったのでとても悔しい思いをした。
帰りのバスや打ち上げの雰囲気がチーム内でこれほど異なる大会の帰路は今まで経験したことがなく、僕にとっては新鮮なものだった。
スポーツのような勝負事は、つまるところ、勝者のうれしさと、敗者の悔しさという2つの感情によって構成されているのだろう。
僕たちはこうして必死で毎日部活に励み、ラクロスを練習しているけど、1年の最後に残るのは勝った喜びか、負けた悔しさのどちらかでしかない。
僕たちが手にしたいのは目の前の勝ちのうれしさではなく、12月の全日本選手権決勝での勝利の喜びであり、それまでの過程はどうでもいいっちゃどうでもいい。
目の前の勝ちに満足してしまえば、いつか本当に厳しい試合ではじめて自分たちの弱さを知り負けてしまうかもしれない。
今負けていることを許してしまえば、いつまでも強くはなれないだろう。
でも僕は今年、一度も負けずに最後まで突っ走りたい。
単純に目の前の試合に負けたくない。勝ちたい。
そうしないといつまでたっても自分たちに「誇り」なんて持てない。
目の前の敵を倒しても、そこにとどまることを知らず、常に貪欲にハングリーに勝利を求めていきたい。
そして勝って勝って勝ちまくって、
「俺たちは強い」
と心の底から言いたい。
根拠はないが、
今年それを結果で示せなかったら、東大は今後またずっと誇りを持てないと思うのだ。
毎回全日本選手権に進出した年の次の年は負けてしまう。
そんなくだらないジンクスはぶち壊してしまえばよい。
いつか必ずやってくるリーグ戦、FINAL、全日本選手権の決勝といった舞台で活躍する選手は、
今回のルネッサンスオープンで勝者の誇りを手にした東大Aのプレイヤーか、
負けた「悔しさ」を体で実感した東大Bのプレイヤーか、
それはこれから次第。
今の勝ちも負けも、全てをエネルギーとして、上昇していける「強い」チームにしたい。
いつも現状に甘んずることなく、上を目指していたい。
僕たちの目指す場所はもっともっと高みにある。
2009年6月1日