「4年生」
先日22期(4年生)でミーティングをした。
時間にしては5時間程度だったが、良いMTGができたと思う。
まだまだ話し足りない。
主な議題は、「強い」チームを作るためにはどうすればいいのか
そのために自分は、4年生は、何をすればいいのか
ということだった。
4年生になってから、当たり前だけど、
4年生について考えることが多くなった。
4年生とは何か。
4年生がするべきことは何か。
4年生について考えるときはいつも、
僕が過去に背中を見てきた多くの偉大な4年生の姿を思い描く。
僕は今、
4年生って別に特別じゃないよな、
と思う。
4年生といえども、ただこの部活に長くいるだけで、
東京大学ラクロス部男子の一員であること、
BLUEBULLETSのプレイヤーのひとりであることに変わりはなく、
このチームのメンバーの一人として、自分自身に価値を付加させていかなくてはいけないし、
それは主将であろうが副将であろうが何にも変わらない。
強いチームは、意識の高い人間がぐいぐいと引っ張り、
立場や学年に関係なく、努力を積み重ね、結果を出すものが先頭に立ち、
ひたすら上を目指しているのだと思うから。
そういう点ではもっともっと学年に関係なく、
チームのことを考え、うまくなることを考え、
「強い」チームの人間が下級生に増えてくればいいなあ、
と思っている。
BLUEBULLETS09が22期のチームかどうかはわからない。
ただ、今年僕たちが最後の年なのはまぎれもない事実で、
12月の最後に勝つか、志半ばにして負けるか、
どちらかで僕たちのラクロス部での生活は終わるのだ。
4年生はこれで最後。
4年間という時間が長いか短いか、
よくわからないけど、
僕らの中では、人生の一つの章が今年終わる。
やりたいことはたくさんある。
もっとラクロスがうまくなりたい。
もっと強いチームを作りたい。
もっと大きな人間になりたい。
もっと仲間とたくさん話したい。
そして勝ちたい。
残された、限られた時間の中で、何ができるか、何を残すか、
自分自身の存在意義をかけてそれに挑戦する、
それができるのは4年生だけなのかもしれない。
あなたは半年後に死にますと、もし言われたら、
その半年間どうやって生きるだろう。
最後に笑って終わりを迎えられるように、
一つも無駄を許したくないと思うだろうか。
そんな切迫感を持ってラクロスをできるのは、
4年生しかいないんだろう。
4年生なんだからこうでなくちゃいけない、
4年生なんだから何をしなくちゃならない、
なんてのは必要なくて、
限られた残された時間の中で、自分をどう表現しようかと、何を生み出せるかと、
全力をかけて残したその足跡が、
4年生ってもんなんじゃないかな。
今の自分の強さも、弱さも、いいところも、だめなところも、
全て認めてまたここから、
僕は今年、一人の4年生として、
残りの時間、できること全てをやりきりたいと強く思う。
そして最後に
「おれらが今年一番頑張ったなあ」
と笑いながら酒を飲む仲間が、
最高の同期であると素敵だなと思う。
2009年6月10日