「獨協戦を終えて」
リーグ戦第2試合、獨協大学と戦ってきた。
結果は10-6。
自分のパフォーマンスも東大のパフォーマンスも満足できるものとは程遠かったが、
僕たちはリーグ戦の貴重な1勝を手にした。
相手校はこの試合が4試合目で、
負けたらFinal4への進出はきびしいという試合、
相当気合入っていただろう。
獨協の同期は1年の頃からうまいプレーヤーが多くて、
新人戦のころ、将来こいつらと戦うのか、と思ってゾッとした思い出がある。
2年の頃のあすなろカップでは、
東京、学習院合同チームは獨協に勝てずに予選で散った。
そのときに、
「おれらが4年生になったら、リーグ戦であたりたいね」
と交わした会話が懐かしい。
あの時とは、立場も、背負うものも大きく変わって、フィールドに立った。
それぞれの4年間の思いを胸に。
試合後、悔しさを隠しつつ、
「ありがとう、応援するから絶対に勝てよ」
と笑顔でいってくれた言葉がやけに響いて、胸が熱くなった。
僕らが勝ち取ろうとする頂の裏には、
志半ばで散っていく、多くの同期の思いがある。
きれいごとかもしれないけど、
僕は彼らのためにも絶対に負けたくない。
最後の最後まであきらめない。
4年生になって、主将になって、
本当に多くの人に支えられて、今自分はこの場所に立っているのだ、
と実感することが多くなった。
ぼろぼろになって、
もうだめだとくじけそうになったとき、
それでも次の一歩を踏み出すその力は、
支えてくれる多くの人たちの想いなのかもしれない。
日本一になりたい。
9月17日