受験勉強とラクロス



今年東大ラクロス部は「学生日本一」を目指す。
この目標を掲げるにあたって何よりも重要なのは、次の3つのステップであると考えている。

1、 学生日本一を達成したときに得られる「本物の喜び」を個々人が理解し、
2、 学生日本一を掲げることに対して、チーム全員が自覚と責任(断固たる決意)を備え、
3、 学生日本一を目指すにふさわしい行動を日々とり続けていく!

今回の主将のページでは、上に掲げた3つのステップのうち、「学生日本一に向けた行動」について、述べたい。

2月3日からチームは1ヶ月間のオフに入る。
この長いオフシーズンにおいて、学生日本一を目指す我々は、一体どのような「行動」をとるべきであろうか!?

ところで、世間は今、受験シーズン真っ只中。そこで受験勉強について少し考えてみた。
一般的にいって、受験生にとっての天王山とはいつか?
多くの人は、「夏休み」だと答えると思う。そして、夏休みに受験生がやるべきことといえば、とにかく「基礎力の要請」であろう
。 受験生にとって、天王山である夏休みにどれだけ基礎力を身につけるかが、合否を左右する大きな要素となる。
2月の下旬に入学試験があり、夏休みは8月。本番の6ヶ月前がもうすでに勝負の時なのだ。
直前期にあがいてみても、効果はでない。

話をラクロスに戻そう。俺らの勝負であるリーグ戦は、8月の下旬に始まる。
そして、この2月は1ヶ月間に及ぶオフシーズンである。
ん!?なんと、ここにラクロスと受験勉強の深い関係があるではないか。大学受験をラクロスにあてはめてみよう。
受験の本番は2月下旬で、その天王山は本番からみて6ヶ月前、つまり8月の夏休み。
ラクロスの本番は8月下旬に始まり、今日は2月2日。本番まで6ヶ月を残したオフシーズンの最初。
ということは、俺らにとっての2月という時期は、受験でいう「夏休み」と同じ位置づけにあたるのではないか。
今からの1ヶ月間は、非常に重要な時期であることが分かる。
だからこそ、俺は「オフシーズン」というのはあまりよい言葉ではないと思う。
なぜなら、この2月は、学生日本一になるための「天王山」であるから。のんきに休んでいる場合ではなかろう。
そして、この時期にやるべきことは、もうみんな分かってくれるはず。
すなわち、「徹底的な基礎力向上!」。
この時期にどれだけ走りこむか、どれだけ筋トレをして体を大きくするか、が8月以降の俺らの戦いの結果を左右する。

この2月は、ラクロスプレーヤーにとっての天王山!
みんな、学生日本一にふさわしい行動をとってくれ!