「繋いでいくもの」
世の中には「繋いでいくもの」がたくさんある。
民族の習慣だったり、人類の歴史だったり。
ラクロスは、ボールを繋いでいくスポーツだ。
DF陣が奪ったボールをMFが運び、ATを中心としたOF陣につないで、点をとる。
でもラクロスはただ単にボールを繋いでいくだけでなく、気持ちも繋いでいくスポーツだ。
信頼しあえる仲間が、魂を込めて繋いできたボールを次のやつに渡す。
そうやってゲームは進んでいく。
体だけでなく、気持ちもぶつけあう!
どれだけプレーに気持ちを込められるか。それが勝負を決める。
いままで、どれだけラクロスに時間を、エネルギーをかけてきたか。
どれだけ多く、仲間と苦楽をともにしてきたか。
どれだけ強く、自分の信念を持てるか。
どれだけ強く、自分を、仲間を、チームを信じられるか。
東大ラクロス部には、繋いでいくものがある。それは日本一への思い!
代々の先輩達が強く望んで手にできなかった日本一!
俺らは、東大ラクロス部の伝統とともに、日本一への熱い思いを引き継がなくてはいけない。
今年こそ、日本一!
そのために俺らは、自分を信じ、仲間を信じ、今やるべきことに全力を尽くし、そして前に進んでいく!
江戸陸のフィールドでクロスが舞いあがり、青で埋め尽くされたスタンドが歓喜にわく。
そして、江戸陸に「GO BULLETS!」のVOICEが響渡る。
日本一の頂からしか見えない景色を見に行こう!
東京大学ラクロス部男子
第19期主将 飯塚 洋史