≪2010 関東学生ラクロス 新人戦サマーステージ 予選Hブロック≫
αチームの試合結果です。βチームの試合結果はこちらからどうぞ。

<第1試合>

東京大学α vs 日本体育大学

8月22日(日) @葛西臨海公園 江戸川区臨海球技場 9時55分 FACE OFF



前半 後半 TOTAL
東京大学α/ HOME 3 2 5
日本体育大学/ AWAY 2 1 3

得点者:
#11 正木 勝也[2]
#26 出戸 康貴[3]


 新人戦サマーステージ予選第1戦。東大αの属するHブロックは強豪揃いであるが、中でも日体は手強い。だがこの5ヶ月間の練習の目標である新人戦優勝につなげるためにぜひとも勝ちたい相手である。1点目はフリーシュートで#26出戸が決める。さらにパスカットした#26出戸からパスされた#11正木がシュート。2−0へ。相手に1点入れられるもまたもや#26出戸のシュートで3−1に。前半は3−2、1点リードで終わるが試合の流れは東大αの手にあった。後半でも両者ともに積極的にシュートを打っていくが、ゴーリー#28浦山のナイスセーブも手伝って、東大αが出戸のシュート、正木のフリーシュートで2点、日体が1点を入れ、東大αが優勢であった。スコア5−3で試合終了。この試合では#26出戸が3点、#11正木が2点と2人が大活躍であった。東大αは強敵日体を相手に緒戦を勝利で飾った。


<第2試合>

東京大学α vs 東京理科大学

8月22日(日) @葛西臨海公園 江戸川区臨海球技場 11時00分 FACE OFF

前半 後半 TOTAL
東京理科大学/ HOME 1 0 1
東京大学α/ AWAY 2 1 3

得点者:
#6 河合 孝哉
#11 正木 勝也
#26 出戸 康貴


 新人戦サマーステージ予選第2戦。予選第1戦で強敵日体大に勝利した東大αは、このまま勢いに乗って理科大に大きく差をつけて勝ちたいところだ。前半1点目を決めたのは東大α。その後もう1点入れて2−0となり、2点リードする。しかし前半終了間際に理科大に1点を許し、東大αが2−1、1点リードの状態で前半終了。後半では、東大αは積極的にシュートを打ち、試合の流れをつかんだ。後半中盤に東大αがさらに1点を決める。後半は、理科大に点を入れさせないまま試合終了。3−1で第2戦も勝利し、東大αは予選ブロック1位通過に一歩近づいた。


<第3試合>

東京大学α vs 慶應大・千葉大合同チーム

8月22日(日) @葛西臨海公園 江戸川区臨海球技場 12時55分 FACE OFF

前半 後半 TOTAL
慶応大・千葉大合同チーム/ HOME 2 0 2
東京大学α/ AWAY 2 4 6

得点者:
#0 中村 弘輝
#6 河合 孝哉
#26 出戸 康貴
#45 金井 健太郎
#77 木下 順太
#99 光丸 長


 新人戦サマーステージ予選第3戦。この試合に勝てば、東大αはブロック内全勝となり、決勝リーグ進出が確実になる。慶應・千葉に先制点をとられるも、その後東大αは次々とシュートを放つ。はじめ2点を決めて、2−1とリードしたが、また相手に1点を許し、2-2の同点で前半終了を迎えた。気を引き締めて後半に臨んだ東大αはFOを取った流れに乗り、相手にシュートすら殆ど打たせない、という攻めの姿勢を見せる。結局後半に東大αが4点も入れて、6−2で勝利した。東大αは全勝し、決勝リーグ進出が決まった。



≪2010 関東学生ラクロス 新人戦サマーステージ 決勝トーナメント≫
<第1試合>

東京大学α vs 獨協大・日本大合同チーム

8月22日(日) @葛西臨海公園 江戸川区臨海球技場 14時00分 FACE OFF

前半 後半 フリーシュート TOTAL
東京大学α/ HOME 0 2 2  4
獨協大・日本大合同チーム/ AWAY 1 1 1  3

得点者:
#11 正木 勝也[2]
#26 出戸 康貴[2]

 新人戦サマーステージ決勝リーグ緒戦。ここからは負ければ即敗退である。絶対に負けられない。
 前半は東大α・獨協日大ともになかなかシュートまで持っていけず、0-0の状態が続く。前半中盤、相手のファールの為東大αのフリーシュートのチャンスがやってくるも、相手ゴーリーにはじかれ、スコアならず。さらに獨協日大のシュートで0−1とリードされ、前半終了。後半開始2分、東大αのトリッピングで相手チームのフリーシュートになる。だが東大αゴーリー浦山がはじき、危機を回避した。その後まもなく、今度は東大αのフリーシュートに。#11正木が決めて、1-1の同点に持ち込む。後半残り2分で相手にスタンシューを決められ、再び1点ビハインドに。焦りが表れたのか、パスミス、ターンオーバー。さらに東大αゴーリーが前に出た瞬間、獨協日大がゴール前にパスを出し、ピンチに見舞われるも、運良くシュートは枠外へ。残り50秒で味方のボールダウンをカバーした#26出戸がDF2人のプレッシャーをかわし、ゴール付近に転がり込んでスコア。2−2となり、追いついた。試合終了直前、フリーシュートで逆転勝利のチャンスが訪れる。ところが決めきれず、2−2のまま試合終了。勝敗は、各チーム3人ずつ、サドンデスのフリーシュートに委ねられることになる。
 まずは東大αのシュートから。シューターは#26出戸。緊迫した空気の中、素早くシュートを決めた。次に打った獨協日大の1本目も決めてきた。カウントは1−1となる。2本目を打つのは#11正木。シュートフェイクで相手ゴーリーを惑わせて、そのままシュートし、2−1に。東大ベンチも応援も大いに盛り上がった。運命の獨協日大のフリーシュート2本目。東大αの守護神浦山が相手シュートをクロスではじいた瞬間、東大αの勝利が決定した。こうしてフリーシュートの末、カウント2−1で東大αは準々決勝進出へとコマを進めた。



<準々決勝>

東京大学α vs 早稲田大学

8月22日(日) @葛西臨海公園 江戸川区臨海球技場 14時40分 FACE OFF

前半 後半 TOTAL
早稲田大学/ HOME 1 3 5
東京大学α/ AWAY 2 2 4

得点者:
#6 河合 孝哉
#11 正木 勝也[2]
#26 出戸 康貴


 準々決勝。一回戦で負けてしまった東京大学βの思いも背負い、14人のメンバーがベンチに入る。相手は優勝候補の筆頭であろう早稲田大学。勝ちたい、なんとしても。一緒に練習をしてきたコーチと同期、そして多くの先輩・保護者・OBOGの方々の応援が飛び交う中試合は始まった。
 FOerはキャプテンの#45金井。持ち前の体格を生かし、きっちりとボールを取る。開始3分、プレッシャーを与えてくる相手のDFを押し倒して#26出戸が先制、スコア1-0。勢いにのった東大は#17西山、#31舟橋がショットするもスコアにもっていけない。逆に相手もゴールに近づいてくるが、神山・木村をはじめとするDF陣がこらえる。得点が変わったのは前半5分。相手のラインアウトで得たボールを中村が抱え、一気にハーフをこえて左奥であいている正木にパス。正木に相手DFが2人よってくるが、出戸が押し倒してチャンスを与える。正木はそのまま華麗にショット、スコアは2-0で2点リード。しかしその後ブレイクからのショットを決められ、2-1で1点リードで後半をむかえた。
 後半開始1分、前半でも華麗に決めた#11正木がライン際からDFをかわしてスタンシュー。スコアは3-1。正木のショットから20秒後に早稲田がスコアし3-2。さらに東大のインクリで相手にフリーシュートのチャンスを与えるも#28ゴーリー浦山がファインセーブした。そのままミニゲームならではの攻防が続くも相手にスコアを決められ3-3同点。チェイスを取った#6河合がロールしてショットスコア4-3一点リード。早稲田がすぐに点を決めて4-4同点。一進一退の攻防が続く。後半5分には東大のミスをとられ、相手がブレイクからのショットを決め、4-5で東大1点ビハインド。もう試合終了まで時間がない。会場には緊迫した空気がただよう。ラスト20 秒。渾身のプッシュで相手を押し出した#99光丸が一気にハーフを超えてボールを運ぶ。一瞬相手にボールをとられるも、#11正木がパスカット。正面の#26出戸があいている。そのまま#26出戸へパスからの出戸がシュートして得点・・・かと思われたが、非情にもホイッスルが鳴った直後だった。最終スコアは4-5で準決勝に進んだのは早稲田だった。

 新人戦優勝を目指して日々練習してきた選手達。しかしその夢はベスト8という形でむなしくも終わってしまった。
 しかしまだまだ1年生の学生ラクロス人生は始まったばかり。3か月後のウィンターでのリベンジを掲げ、これからさらなる努力をしていくことをチームは決心した。
 


VP(Valuable Player)  
#26 出戸 康貴(でと やすたか)

独特でキレのある1on1からのシュートで得点を量産した。若干調子を落とし気味だったが、ここぞという時には点を決め、チームを引っ張ってくれた。

IP(Impressive Player) 
#11 正木 勝也(まさき かつや)

得意とするゴール左横でのプレーで得点をあげつつ、安定感のあるプレーでチームの勝利に貢献した。ビハインドで点を決めるなど、随所に才能を感じさせるプレーを見せてくれた。




written by Yuki Kawakami, Risa Hyakkoku